2014年 1月

きょうのごはん

2014/01/17

(昼食)
・牛丼
・大豆の五目煮
・吸い物

(おやつ)
・UFO焼

 

 

*本日のおやつのUFO焼は焼き飯です。お皿を円盤にして全体でUFOにしました。

大根

2014/01/16

   うんとこしょ!どっこいしょ!

毎年12月には5歳児の子どもたちと、おいも掘りなどでお世話になっている滋賀県の畑に行きます。お寺へのお供えとして植えてくださっている大根を収穫するためです。昨年の12月にもみんなで畑に行ってたくさんの大根を収穫しました。

その畑は土が軟らかいので、大根の葉の付け根を持って上に引くとちょっとした手応えとともに土からスポンと抜けてきます。最初子どもたちはコツがつかめず、なかなか抜けないといいながら悪戦苦闘していますが、

あっという間に大根の山ができました

ちょっとしたコツをつかむと、おもしろいように抜けるので、どんどん収穫してゆきます。今年は大根が小振りだったこともあり、去年より簡単に抜けました。慣れて来たら、片手でどんどん抜いてゆく子、一本抜いて、そのまま次の一本を抜いてしまう子もいました。

みるみるうちに、畑には収穫した大根の山ができます。抜いた大根は、近くの水のあるところまで運んで、一緒に来てくださったお寺の職員さんに洗っていただきます。昨年までは大根を抜くことがおもしろくて、収穫した大根を運ぼうとする子はいなかったのですが、今年のこどもたちは、一輪車に大根をのせて運ぶ楽しさをみつけたようです。一輪車に大根を満載して運んでいました。大根を満載した一輪車を1人で押して運ぶのは子どもには難しいことです。どうするのかなと思っていたら、いつのまにか友だちに声をかけて3人くらいで力を合わせ、時にはひっくり返しながらも、一生懸命運んでいました。

しかし、みんなが一輪車に行ってしまったわけではなく、大根抜きがしたい子もいて、

力を合わせて!オーライ!オーライ!

ちょうどバランスがとれていたように思います。そうして、お寺の職員さんが洗ってトラックに積んでくださった大根で1トントラックの荷台はいっぱいになりました。

そうして子どもたちが収穫した大根の一部は園の昼食の材料となり、子どもたちがそれぞれ家に持ち帰ったりしますが、一番の用途は、お寺のご本尊にお供えすることです。

きょうのごはん

2014/01/16

(昼食)
・ごはん
・ヒラメのムニエル
・ポテトサラダ
・コーンスープ

(おやつ)
・みかん

 

 

*本日の昼食のヒラメのムニエルは新メニューです。旬の物をいただこうと取り入れたメニューです。とても新鮮なヒラメを届けていただきました。そして、みかんも美味しい季節ですね。

見学

2014/01/15

秋になると園を見学に訪れる方が増えます。10月には多くの幼稚園で次年度入園募集がはじまるので、幼稚園に入園するか保育園にするか、考えていらっしゃる保護者の方が見学に来られることが多くなるのです。もちろん保育園に入園希望される方がそれ以外の時でも見学にみえたり、園庭開放の時を利用して親子で来園される方もたくさんいらっしゃいます。

先日、そんな方が、園を訪れてくださいました。見学者の対応は私が行う事もありますが、たいてい主任の先生が行ってくれます。園の理念や保育方針、保育の方法などを説明したり、事務的な説明をしたり、一通り口頭での説明が終わったら、実際に園内をご覧いただいています。

その日の3・4・5歳児は、土曜日ということもあったのかもしれませんが、登園している子どもの数が少なく、いつもにも増して子どもたちが自分でやりたい遊びを選んで、思い思いに取り組む活動となっていました。室内での遊びでしたが、どうしてもなわとびをしたいという子どもたちのために、部屋の一角がなわとびゾーンになっていたり、別の一角では1時間くらい集中してお絵かきをしている子どもたちがいたり、こま回しに夢中になっている何人かがいたようです。

そんな様子をご覧になった見学者が、「今まで持っていた保育園や幼稚園のイメージと違う。」とおっしゃって、何かをやらされている感じがなくて、子どもたちが楽しそうにいきいきと遊んでいる姿に感心していらしたそうです。

その後、昼食の時間が近づいたので、先生が「絵本を読もうかー」と声をかけたら、子どもたちが、それぞれ遊んでいたおもちゃを片付出し、先生が「集まりなさい」といったわけでもないのに、先生のまわりに自然に集まってきて絵本を見ようとしていた姿にも驚かれていたようです。

当園でも、先生が指示することもありますし、どもが一斉になにかをすることはありますが、この時はいつも以上に子どもたちが自らの興味に従って主体的に自発的に遊び込めていたようです。そうして、子どもたちの心が満たされると、次の活動への移行もスムーズに行う事ができるのです。情緒が安定するためには子どもたちの様々な欲求を適切に満たすことが必要となってくるのです。

だからといって、先生は放任して子どもたちのやりたい放題やらせていたわけではなく、遊びが発展したり、興味が続くような配慮や声がけをしているのです。このときもなわとびをしていた子どもたちが少し飽きてきたようだったので、子どもたちが挑戦したくなるようななわとび遊びを提案したら、そこから遊びが広がったといっていました。

きょうのごはん

2014/01/15

(昼食)
・ごはん
・ウインナー炒め
・ごぼうサラダ
・いとこ汁

(おやつ)
・ブルーベリージャムパン
・ヨーグルトドリンク

 

 

*ヨーグルトドリンクは、園で作っているヨーグルトと牛乳を混ぜて作っています。

先日、ヨーグルトを作る際にスキムミルクの割合を増やしたところ、とても濃厚なヨーグルトに仕上がりました。

そんなヨーグルトを使用した本日のヨーグルトドリンクは、以前と比べるととてもまろやかになり飲みやすくなりました!

きょうのごはん

2014/01/14

(昼食)
・ごはん
・五色きんぴら
・野菜のおかか和え
・みそ汁

(おやつ)
・自家製ヨーグルト

 

 

*寒い日が続き、給食も冷めやすくなってきました。
本日のメニューの五色きんぴらは、冷めると油が固まり子ども達は食べにくそうにしていました。
そんな様子を見ていた園長先生が”電気加温台”を持って来て下さりました!
これで子ども達もより楽しく食事できることだと思っています!

おいしくできました

2014/01/14

約10ヶ月間寝かせて熟成させていた味噌をとりだしてみることにしました。もう少し寝かせてみようかとも思ったのですが、次の仕込みを寒中にしておきたいという思いもあって、取り出すことにしたのです。

   蓋を取ってみたところ

瓶の蓋を開けて、中蓋の役割そしていたポリ袋に入った塩をそっと引き上げてみます。しっかり密閉できていたからなのか、持ち上げるのには思ったより力が必要でした。中蓋を取り除くと、茶色くなった大豆が現れると同時に、味噌の香りが立ち上ります。色や香りからするとどうやら味噌になっているようです。表面にカビらききものはみあたらず、水分が上がっていたのでしょうか、少し光っていました。

よく見ると、2カ所ほど黒っぽい斑点のような部分があります。カビという感じではないのですが、よくわからないので取り除いてみました。斑点のようになっていたのはほんの表面だけで、

かきまぜると良い香りが立ち上ります

すぐに取り除くことができました。中はもっと薄い色です。表面が5ミリメートルくらいの厚さで全体的に、濃い色になっていて、斑点に見えたところは更に色が濃かったのでした。斑点の部分だけを取り除き、更に奥まで掘ってみると、きれいな明るい茶色の味噌になっていました。少量を手にとって口に含むと、味噌の香りがふんわりと口いっぱいに広がります。少し塩辛い目ですが、ちゃんとに味噌になっています。かなりおいしくできているのではないかと思いました。底の方はどうなっているのだろうと思って掘ってみましたが、瓶の底まで同じ色、同じ味でした。保管のための容器に移そうと取り出すと、味噌の良い香りが部屋中に広がります。

お味噌汁にしてみました おいしい!

早速、食べてみたくなって、味噌汁を作ることにしました。できあがった味噌汁の味はというと、最初口に含んだときはとてもシンプルですが、優しい甘みというのか旨みが徐々に口に広がります。なんといっても香りが良いのです。味も香りもとても優しいというのが適切かもしれません。とっても美味しい味噌ができました。初めての味噌作りは大成功です。

大豆と塩と麹のチームプレイが美味しい味噌にしてくれたことはもちろんですが、冬の寒さにはじまり、寒暖の差が大きな春、梅雨の湿度、夏の暑さ、秋のさわやかさ、そしてまた冬と四季を通じて熟成させることで、温度や湿度をはじめとした様々な環境を、大豆、塩、麹の味噌チームが経験します。温度や湿度だけではなく麹菌以外の様々な微生物も関係しているかもしれません。多様な環境を経験することで、味に深みやコクが生まれるのだと思います。様々な経験が深みを増すということは、人も同じなのかもしれません。

まさに、手前味噌な話ですみません。

信じて見守る(味噌)

2014/01/13

秋頃から気になっていることがありました。それは、去年の3月に作った味噌がどうなっているかということです。味噌を仕込んだことは、このブログでも紹介しましたが、それからずっと寝かせていたのです。寝かせているあいだに味噌は熟成されてゆきます。期間は半年、10カ月、1年などいろいろな説がありますが、じっくり1年くらい寝かせようと思っていたので、気になりながらもそのままにしていました。途中で何度も味噌の様子を見てみたいと思いましたが、じっと我慢して寝かせていたのです。

熟成むらをなくすために、途中で天地返しといって、味噌をかき混ぜる方法もあるようですが、素材の力を信じてそのまま寝かせる方法をとりました。うまく熟成が進んでいたら途中で手を出して邪魔をしても、がんばって働いている大豆と麹と塩に申し訳ないような気がしたからです。10カ月から1年寝かせて、失敗していたらそれはそのときのことです。というと聞こえは良いのですが、実は少し面倒だったこともあります。

実際にはなにもしなかったのですが、いつも気にかけてはいましたし、ときどき瓶のふたを開けては、「がんばって働いてくれてありがとう。美味しくなってね。」と声をかけていました。

熟成している間に空気に触れるとカビが生えやすいので、密閉するために、ラップや布、和紙を使って、表面を覆うと良いといわれています。私は大きめのポリ袋に塩を入れて味噌の上に置き、ふたの代わりにしていました。その方法だと味噌の表面に少しくらいでこぼこがあっても塩がそのでこぼこに合わせてポリ袋を密着させてくれるので、空気が入りにくいのです。また、2〜3キログラムほどの塩を使えば、それが重しの代わりにもなります。ポリ袋が天然の素材ではないことが少し気になっていましたが、その方法が最適だと思ったのでやってみました。その塩の中蓋がふたの役割をしているので、瓶のふたは置いているだけで、瓶の蓋を開けてもポリ袋に入った塩しか見えません。中がどうなっているのかとっても気になりましたが、そこはじっと我慢。大豆と塩と麹の力を信じて見守る。(見えませんが…)でも気を放してしまうのでははなく、いつも気にかけ、声をかけていました。

そうやって、10ヶ月間寝かせた味噌をいよいよ取り出してみることにしました。

やってみる!

2014/01/12

とても傾いて倒れそうになっていた、玉杉大黒天の杉の木についてお伝えしてきました。今にも倒れそうなので、何とかしなくてはならないのですが、ご神木に鋸を入れることはどこか申し訳ない気がする。かといって傾きをもとに戻す手段はない。専門家の意見は伐採。自然に倒れるまで待つのか。いつ倒れるかわからないのにそんな危険なことはできない。何とか伐採せずに済まないものか。お寺の皆さんもずいぶんと頭を悩まされたようです。私もずっと気が重いままでした。何もできないので、前を通るたびに杉の木に触れて、できれば元通り元気になってください。それが無理なら、どうか一番良い方法を選んでください。と祈るくらいしかできませんでした。

しかし、結局は伐採することに決まり、実際に作業が始まったら途中からは木がまだ元気なので、全て切ってしまわなくても良いことがわかりました。結果的には木の上の方を切ったことによって先の方が軽くなり、傾いていた木が少し元に戻ったのでした。

みんながとても心配し、気をもんだ今回のことでしたが、いざ作業をしてみると、予想もしなかったような良い結果になりなした。どうしよう、どうしようと考えてばかりいても、何も始まりません。案ずるより産むが易し。とにかくは、まずやってみること!何かアクションを起こして初めて状況が変わり、いろいろなことが見えてきます。とにかくやってみる!それも最大限の力でやってみる。それで良くなかったら、その時に次にどうしようか考えれば良いのです。

玉杉大黒天が身をもってそんなことを教えてくださったように感じました。自分自身が克服しなくてはならない弱さを指摘し、励ましてくださったのだと思います。ありがとうございます。

復活

2014/01/11

伐木作業をしばらく見ていただけで、体がすっかり冷えてしまいました。作業をしていらっしゃる方は、さぞかし大変なことでしょう。4時近くなって、そろそろ作業が終わるかと思い、再度現場へ行ってみました。途中クレーン車のタイヤの跡があったので、作業は終わって、クレーンも帰ってしまったようでした。あれほど大きな木がそんなに早く切れたのかなと思いながら、玉杉さんに到着して見ると、作業は終了したようで、誰もいらっしゃいませんでした。早く終わったのだと思ってふと顔を上げると、ご神木が今まで通りその場所に立っていらっしゃるではありませんか。根元から数メートル残して伐採してしまったとばかり思っていたので、驚きました。見上げると、ずいぶん高いところから上はなくなっていましたが、ほとんど気にならないくらいの高さです。何度も見上げたり、少し後ろに下がって見たりしているうちに、何かが違うことに気付きました。よくよく見ると、今にも倒れそうなくらいに傾いていた幹の傾きが少し戻っているのです。もちろん完全に戻ったわけではないのですが、明らかに、目で見てわかるほどに傾きが少なくなっていました。驚きと喜びが一緒にやってきて、思わず手をあわせていました。

ちょうどそこに作業に当たっていたお寺の方が通りかかったので、話を聞いてみると、木を切り進めるうちに、幹から新しい枝が出て伸びている箇所があったそうです。新しい枝がでているということは、そこから下はまだまだ元気だということなので、伐木はそこまでとなったそうです。木を切って下さった方も、「こんな状態なのに、これほど元気な木は見たことがない。さすがご神木や!」といって驚いていらっしゃったと聞きました。

力強く復活した杉の木を見ていると、こちらまで力をいただけるような気がして、何だか心が晴れ晴れして、嬉しくなってきました。私は、勝手に「復活玉杉大黒天」と呼んでいます。

  ずいぶん傾いてしまいましたが…

上の方を切ったら傾きが少し戻りました

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