2013年 11月

恐竜博物館

2013/11/12

  新しくても懐かしい感じの勝山駅

ゴトゴトと走るえちぜん鉄道の車両にゆられること約1時間、「左側に流れるのが、九頭竜川です。」というアテンダントの案内に窓の外を見ると九頭竜川の流れが目に飛び込んできました。目線を上に移すと、山の麓に銀色に光る大きな丸いドームのような建物が見えます。福井県立恐竜博物館です。以前スキージャム勝山というスキー場に行ったときに、山の上から見て知ってはいましたが、どこから見ても目立つ建物です。

しばらくして勝山駅に到着、駅前で客待ちしているタクシーはなかったので、駅員さんに教えていただいてタクシーを呼びました。

   3階回廊から眺める展示室

運転手さんによると恐竜博物館へ向かう道路は休日には渋滞するのだそうです。やはりたくさんの人が訪れるのです。博物館に着いたのは11時近かったので、入館までに少し並びました。次から次へと人が集まってきます。しばらく待って入館すると、そこは3階になっています。ミュージアムショップ、レストラン、ライブラリーなどで構成されていますが、入口とは反対側に行くと下の階に広がる恐竜たちの展示が目に飛び込んできて、わくわくします。

博物館の入口は3階になっていて、展示室へは長いエスかエーターで一気に地下1階まで下りますが、3階の回廊のようなフロアから、下を眺めるとエスカレーターや階段で各階へのアクセスできるようになっているのですが、その空間を構成する微妙なアールと直線がマッチしたデザインがとても美しいのです。広角レンズで写真を撮るとおもしろそうだと思いました。

いよいよ長いエスカレーターに乗って、地下1階に向かいます。ふとエスカレーターから見上げると、天井からそびえる楕円錘形のトップライトが目を引きます。エスカレーターに乗って動きながら見ると、見え方が微妙に変わっておもしろいのです。ついつい上ばかり眺めていたら、いつのまにかエスカレーターの終点に近づいていました。

とてもステキに演出された空間だったので、誰の設計なのか気になりました。

                                                           

間引き

2013/11/12

先日種まきしたほうれん草とラディッシュですが無事に芽が出てきました。

そのとてもかわいいこと!!小指ほどの背丈の芽がひしめきあってわんさかと一列に並んでいるのです。

それを見た子ども達も「わぁ!!かわいい!!」と口々に叫んでいました。

そして、三センチずつほど間をあけるようにみんなで間引きをしました。間引きした芽は水で洗って生で味見してみることにしました。

先にほうれん草を食べた子どもたちが「おいしい!!」とみんな口々に言うので、「ほんま??美味しいの??」と半信半疑で私も口にしてみましたが、ふんわり甘みがあって本当にとってもおいしいのです。ちょっと驚きでした。

そしてラディッシュを口にした子ども達は「からい!!」と言っていました。

「へぇ、イッチョマエにからいの??」と私も口に入れるとカイワレダイコンのようにピリッとからみがありました。イッチョマエに味のある赤ちゃんほうれん草と赤ちゃんラディッシュ、そして子ども達の素直で的確な表現に感心しました!!

     ほうれんそう

    ラディッシュ

えちぜん鉄道

2013/11/11

福井県立恐竜博物館を訪れました。夏頃から子どもに連れて行けとせがまれていたのですが、なかなか時間がとれなくて実現することができませんでした。しかし、どこかで思い切らなくてはずっと行くことができないだろうと思い、なんとか予定をやりくりしました。車で行くと予算的にも安価ですし、時間的にも列車で行くのと変わらないのですが、どうも渋滞しそうだったので列車を使ってみました。京都駅からサンダーバードで福井まで行き、えちぜん鉄道に乗り換えて勝山まで、その先はバスかタクシーです。

えちぜん鉄道には初めて乗りましたが、なんともいえずローカルな雰囲気がステキでした。ゴトゴトとゆっくり走ってゆく様子や木々の間を抜けてゆく感じが、どこか鞍馬と出町柳の間を結ぶ叡山電鉄に似ているように思います。一両編成で運行する車両には、アテンダントと呼ばれる、女性乗務員さんが乗っていて、車内放送をはじめ、乗客の質問に答える、案内をする、乗降のアシストをするなど様々な乗客サービスをしていらっしゃるのが新鮮でした。今年10周年を迎えたということだったのですが、駅の設備の一部に歴史が感じられたり、レトロな雰囲気があったりしたので、ちょっと気になりました。

調べてみると、えちぜん鉄道は福井市・勝山市などが出資する第三セクター方式の鉄道なのですが、以前、京福電気鉄道が福井県下で運営していた越前本線・三国芦原線を京福電気鉄道の撤退に伴い、引き継いで運営するために設立されたそうです。
道理で途中の駅にレトロな感じが残っていたりするのですね。

京福電鉄といえば、以前、鞍馬、出町柳間の鞍馬線と八瀬、出町柳間の叡山本線を運営していた会社です。1980年代に子会社叡山電鉄を設立し、分社化しました。現在、京都では、四条大宮、北野白梅町と嵐山を結ぶ、通称嵐電と叡山ケーブル、ロープウエイを運営しています。以前運営会社が同じだったことは関係ないとは思いますが、えちぜん鉄道と叡山電鉄は雰囲気がどこか似ていると感じました。

えちぜん鉄道のアテンダント、運転手さん、駅員さんなどスタッフの皆さんがきちっとした制服を着用していらっしゃることが、とてもさわやかで上品な感じがして、駅などの設備のレトロ感と相まって好印象でした。アテンダントの方に、皆さん服装に気をつかっていらっしゃるのですかと尋ねたら、10周年を迎えたのを機に制服が新しくなったのだと教えてくださいました。みだしなみといいますが、大切なことですね。

きょうのごはん

2013/11/11

(昼食)
・ごはん
・高野豆腐の煮物
・きのこのサラダ
・みそ汁

(おやつ)
・バナナケーキ
・牛乳

 

 

*本日、人気があったのは主食のごはんでした。今日は寒かったのでごはんの炊き上げをいつもより少し遅くして、ホカホカで食べられるようにしました。

種まき

2013/11/11

先日、畑にほうれん草とラディッシュの種をまきました。

雪深い地域なので雪が降る前に世話ができて早く収穫できるものを、と考え子ども達と相談した結果上の二つを育てることに決まったのです。どちらも種はとても小さく掌にのせてもすぐにどこかに飛んでいきそうでした。

そしてほうれん草の種はとても綺麗な緑色です、子ども達も「わぁ!!」とびっくりしていました。

いつも苗を買ってきて植えることが多かったのですが種を蒔くという経験もいろいろと発見があっておもしろいなぁと感じました。

子ども達は一粒一粒をとても大事そうに土に蒔き、優しくそっと土をかけていました。

天気予報では大型台風が来ているとのこと、大雨が降ったら小さな種は流れてしまうんじゃないか・・・ととても心配だったので、子ども達と一緒に「早く芽だしてや、早く大きくなりや」と声をかけながらジョウロで水をやりました。

ヒーロー

2013/11/10

アンパンマンは正義のヒーローです。正義のヒーローというと、強くて悪者をやっつけるかっこいい存在というイメージがありますが、アンパンマンは全く違います。顔を食べさせれば弱くなるし、顔が濡れると力が出ません。そんなときはジャムおじさんに顔を取り替えてもらわないとだめなので、「ジャムおじさんを呼んで」と泣いちゃったりすることもあります。作者のやなせたかしさんはそんなアンパンマンを世界最弱のヒーローと呼んでいます。

テレビの番組には子ども向けのヒーローものがたくさんあります。たいてい戦うのが強くて悪者をやっつけるというストーリーが展開します。ところが、アンパンマンはいざというときは強いのですが、弱いときもあります。いつも強くてよりも、なんかその方が親しみが持てるように思います。いつも強い人なんていませんものね。普段は普通の人だけれども、いざとなったら誰かのために強くなって誰かを助けるのです。

いつもアンパンマンにやられてしまうばいきんまんも、どことなく憎めない、というよりもかわいらしいキャラクターだと思います。「アンパーンチ!」とアンパンマンにやられて「はひふへほー!」と飛んでいってしまいますが、次にはまた登場していたずらをする。結構どぎついいたずらもしますが、なぜかあまりいやみが無く、アンパンマンと良いコンビという感じがするのです。

一つは「正義ってなんだろう?」ということです。勧善懲悪を否定するわけではありませんが、正義は立場が変われば変わりますし、時代が変われば変わることもあります。もちろん変わらないこともあります。やなせたかしさんは、飢餓は誰にとっても最大の危機で、おなかがすいて死んでしまいそうな人を助けることは、誰にとっても正義なのではないかとおっしゃっています。だからアンパンマンの正義はおなかのすいた人を救うことなのだそうです。

やなせたかしさんのことですから、もっと深い意味が込められていると思いますが、アンパンマンのことを書いていたら、こんなところに思いが広がりました。

歌詞

2013/11/09

アンパンマンの主題歌にアンパンマンのマーチというのがあります。この歌詞もよく聞くと心に響く内容です。少し抜粋してみましょう。

そうだ うれしいんだ  生きるよろこび  たとえ 胸の傷がいたんでも

今生きていること、そのことだけでうれしい。ありがたい。というメッセージに聞こえます。生きているといやなことや辛いこともたくさんあるけれど、それを「ありがとう」と言って良いことにしたいですね。そんな心の力をいつも持つことができたら、幸せなのではないでしょうか。

なんのために生まれて なにをして生きるのか こたえられないなんて そんなのはいやだ!

なんのために生まれて、何をして生きるのか?そんな中学生の悩みのような青いこと・・・なんて思いそうになりますが、自分はなんのために生まれてきたのか、何が自分の使命なのか、自信をもってはっきりと答えられるでしょうか。今、自分がここに生きているということは、両親その両親、ご先祖様がいらしたからです。大げさな言い方かもしれませんが、長い人類の歴史を背負って生きているのです。そんな時間軸でつながる縦のご縁と、今を共に生きる様々な人々のおかげ、人間だけに限らずあらゆるものとのつながりの中で生きている。そんな横のご縁があってはじめて、今ここに生きています。そんな様々なご縁のおかげで頂いた自分のいのちをどう生きるのか、どう使うのかよくよく考え、本当にそう生きているのか、いつもふりかえる必要がありそうです。

なにが君のしあわせ なにをしてよろこぶ わからないままおわる そんなのはいやだ!

幸せってなんでしょう?自分が心から素直に喜べることはなんでしょう?何に価値をおいて生きていますか?と問われているような歌詞です。幸せはそれぞれの心の中に生まれます。同じ状況でも、幸せと感じられる人と、不平不満ばかり言っている人とでは幸福感は全く違うでしょう。また、幸せは他との関係のなかで生まれます。自分自身が何かの役に立つこと、なにをもって誰かの役に立つことができるのか、そんなことが幸せに関わっているのではないでしょうか。

この歌詞は、迷ったときや辛いときに勇気を与えてくれます。作詞されたのは、アンパンマンの産みの親である、やなせたかしさんです。アンパンマンがおなかをすかせた人に自分の顔を食べさせることも、この歌の歌詞もとても心に響きます。やなせたかしさんの深く熱い思いがつまっているのだと思います。

やなせたかしさんはやなせたかしさんは、10月13日ご逝去されました。心よりご冥福をお祈りします。

きょうのごはん

2013/11/09

(昼食)
・スパゲティー
・ミモザサラダ
・スープ

 

 

 

*本日はミートスパゲティーです。玉ねぎがすごく美味しいのでしっかり火は通すけどシャキシャキ感は残したソースを作りました。乳児クラスで爆発的人気でした。幼児クラスではミモザサラダと共に人気がありました。

菩薩行

2013/11/08

初めてアンパンマンを知った時、自分の身を捧げて相手を助ける。子ども向けアニメのヒーローがそんなキャラクターだというのは、驚きました。

仏教の経典の中には、さまざまな前世の因縁、特にお釈迦様の前世の物語を説いた本生譚(ほんしょうたん)と呼ばれるものがあります。施身聞偈や捨身飼虎という話は、法隆寺の玉虫厨子に描かれていることで有名です。

施身聞偈はこんなお話です。雪山童子が山中で修行をしていると、「諸行無常、是生滅法」と称える声が聞こえました。声の方を見ると羅刹(鬼)がいたので、この句の後半を教えてほしいと羅刹に頼むと、羅刹は「お前を食わせてくれるなら教えてやろう」と言います。童子は羅刹に食べられる覚悟で後半の「生滅滅已、寂滅為楽」を聞きます。そして、その句の意味を深く味わい岩にその句を刻み、約束どおり我が身を与えようと崖の上から飛びおります。そのとき、羅刹は帝釈天の姿となり、空中で雪山童子を抱きとめてくれたというお話です。

また、捨身飼虎は、薩埵王子が、飢えた虎とその子のためにみずからの身を投げて虎の命を救ったというお話しで、雪山童子も薩埵王子もお釈迦様の前世の姿だといいます。自らの命を賭けてまでも法を求め、困っている者を助けるのです。

アンパンマンが自らの顔を食べさせる姿が、これらの話と重なって思えたのです。

このほかにも、経典には、身命を惜しまず悟りを求めて勇猛に修行する菩薩の姿がたくさん描かれています。菩薩とは自らは悟を得る事ができるのだけれども、一切衆生が悟りを得るまでは自分も悟りを得ないという誓いを立てて一切衆生と共に悟りを目指し、みんなが悟りを得るまで修行しつづけるのです。この菩薩の修行で大切なものとして他者に施す「布施」ということがあります。

アンパンマンは自分の身を削って、おなかをすかせた人に施す菩薩行を行なっているじゃないかと思いました。

きょうのごはん

2013/11/08

(昼食)
・ごはん
・豆腐ハンバーグ
・野菜の梅肉和え
・さつま汁

(おやつ)
・マカロニサラダ

 

*本日は大人気の豆腐ハンバーグでした。つなぎに卵を使用せずアレルギーのお友達も同じものが食べれるようにした献立です。スチームコンベクションオーブンでふっくらと焼き上げました。

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