2013年 7月

お別れ

2013/07/16

先日の土曜日にお家の都合で退園することになったKくん、

みんなにそのことを伝えるととても残念そうで

「もう保育園にこーへんの?一緒に遊べへんにゃなぁ・・・」

「次の保育園はどこにあるの?」などと先生やKくんに聞いていました。

クラスではKくんにみんなの似顔絵を描いたものをプレゼントとして作りましたが、前日の夕方の集まりで

「お手紙とか折り紙で折ったものとかKくんにプレゼントしたい人がいたら明日持っておいで」と伝えると数人の子が翌日に持ってきていました。

中には本当はお休みする日だったのにお母さんに頼んで登園する子もいました。どうしてもKくんにプレゼントを渡したかったそうです。

Kくんもその日たくさんのプレゼントをみんなからもらいとても嬉しそうでした。

元気でね、Kくん!!また鞍馬山保育園にも遊びにきてね!!

まめの葉の上で

2013/07/16

 葉脈標本のようになった大豆の葉

昨年園の畑でとれた大豆がまだ余っていたので、いくつか自宅でプランターに植えてみました。すぐに芽を出して、すくすくと育っていたのですが、ある日葉っぱが葉脈標本のようになっているのを見つけて、小学校の理科の時間に作ったのを思い出しました。葉っぱを重そうなど溶液に入れて加熱後、歯ブラシで優しくたたいて葉脈だけにするあれです。他にも葉脈標本になりかかっている葉っぱがあったので、よく見てみると葉の裏に小さな毛虫のような虫がたくさんついて、葉を食べています。それにしても、上手に葉の柔らかいところだけを食べるものです。他にも小さなバッタのような虫が来て大豆の葉を食べていることもありました。

    葉脈標本の製作者達


園の畑の大豆は、少しは虫に食べられていますが、葉脈標本のようになっているのは見かけません。自宅のプランターは近くに植物はあまりありませんが、園の畑は大豆のまわりに雑草と呼ばれる他の植物がたくさんあるので、虫たちは大豆も食べるけれども他の葉っぱも食べるので、大豆に集中することがないのかもしれません。そうだとすると、雑草と呼ばれる草も決して邪魔者ではありませんね。

人間が育てている植物が虫に食べられるのを少なくしてくれるという、全く人間の都合だけから考えても、雑草は役に立ってくれているところもあるのです。人間の都合を離れた自然の大きな巡りの中では、雑草も害虫もきっと何かの役割を果たしているに違いありません。邪魔だから取り除く、退治するだけではなく、雑草や害虫が生きていることにはどんな意味があるのだろう?と、少しだけでも考えてみるようにしてみたいと思います。

最近の畑

2013/07/15

      大豆の花

麦を収穫したときの畑の様子をお伝えしましたが、最近の様子もお伝えしようと思います。

大豆はますます背が伸びて、元気に大きくなっていました。ピンク色の小さな花がかわいらしく咲いています。それに対して黒豆は少し元気がありません。まわりを草に覆われすぎているのか、虫がついたのか、新しく出てきた葉がしわしわになったり、枯れたりしています。「元気で大きくなってね!」と声をかけましたが、ちゃんと実をつけてくれるでしょうか少し心配です。

自然農法のトウモロコシ 小さめです

トウモロコシも花が咲いていました。トウモロコシは、一つの株に二種類の花が咲きます。一番上にさいているのが雄花で、穂のように出ているのはたくさんのお花の集まりです。雄花の下の方に、雌花があり、め花の先にあるひげがめしべです。雄花が花粉を落とすとひげのようなめしべにくっついて受粉するのだそうです。そうです。トウモロコシの実にくっついているひげは、めしべなのです。うまく受粉ができるように手伝ってあげた方が、たくさん実が入るかもしれませんね。

となりの慣行農法で3歳児たちが植えたトウモロコシはとても大きく育っています。2メートルくらいの高さになり、しっかりとした雄花と雌花が咲いています。さすが、店頭で売っている苗ですね。こちらもうまく受粉できて、たくさん実が入るといいなと思います。

にんじんの花の白い色は緑色の中でひときわ映えます。小さな花がたくさん集まって咲いていて、かわいらしい感じです。たくさんの虫たちがにんじんの花に集まって来ていました。他のにんじんは花が咲く前に収穫してみようと思いますが、いつ頃が収穫時なのかよくわかりません。

大きく育った3歳児のトウモロコシ

一本抜いてみるとよいのかもしれません。

畑の片隅に、植えたわけでもないのに、どこから来たのか紫陽花が美しく咲いています。

     にんじんの花

にんじんお花にあつまる虫たち

小麦収穫後の畑

2013/07/14

    少し大きくなった大豆

麦の収穫のために畑に行ったら、1週間ほどで、畑の様子が全く変わっていたのには驚きました。

まず、黒豆と普通の大豆がずいぶんと大きくなっていたのです。小さい間に間引いたり、世話をしようと思いながら、ついつい何もできないままになって、そのまま育ったので、2本の大豆がすぐ近くに生えている状態です。それでも、背丈は40センチメートルくらいになっていました。

近くに、こちらもあまり世話をしなかったトウモロコシが種を蒔いた分だけ芽を出し、林立していました。背はあまり高くなっていません。間引いてないからだと思います。

    トウモロコシ


種を取ろうと、トウモロコシの近くにそのままにしていたほうれんそうは、どこを探しても見当たりません。どこに消えてしまったのでしょうか。

黒豆とトウモロコシを植えた場所には、名前を知らない草が生い茂り、黒豆の背丈に迫る勢いでした。それを見て思い出したのは、黒豆と黒豆の間に種を蒔いたトマトです。小さな双葉が出ていたことは確認したのですが、背が高くなった草に阻まれて消えてしまったのかと思いました。草をそっと分けながら探すと、2株のトマトが、草に埋もれそうになりながらもけなげに伸びようとしているのを見つけました。「草に負けるな!がんばれよ!」と声をかけながら、まわりの草を少し刈っておきました。

そういえば、にんじんはどうなったのかと思って探してみると、一つの茎がとても伸びていて、先に白い花をつけています。以前見たときは葉っぱが少し大きくなりすぎているのかなと思っていたくらいだったのに、こんなに早く花がつくのが信じられないくらいでした。

     にんじんの花


この時期の畑は1週間でずいぶん様子が変わる者です。畑の中のいろいろな生き物が、それぞれのいのちを精一杯生きていることが感じられる、小麦の収穫でした。

2013/07/13

先日、畑に植えていた小麦を収穫しました。もっと早く収穫したかったのですが、なかなか手がかけられず、7月に入ってしまいました。1日の夕方、少しだけ時間ができたので雨が降る前に収穫しようと思い急いで刈り取りました。どうして良いのかわからなかったので、剪定用のハサミでジョキジョキ、根元から切り取りました。鎌を使うと穂をそろえるのが楽だったのですが、あいにく鎌を研いでいなかったので断念。使ったら、手入れをしておかないと、次に使いたいときに困ります。ついついおろそかになりがちですが、こうした小さなことを丁寧に行ってゆくことが大切なのでしょうね。

切り取った小麦の穂を一カ所に集めたら一抱えほどありました。思ったより収穫に時間がかかり、予定時間終了。そのまま雨のあたらないところに置いて、翌日、実のついた部分を切り取りました。脱穀をするのに千歯扱きを使うなら、切り取らない方が良いのですが、茎の部分をつけたままだととてもかさばるので、切り取りました。脱穀は手揉みでしてみようと思います。

麦わらがたくさんできたので、どうしようかなと考えていたら、「麦わら帽子」ということばが頭に浮かんできました。そういえば麦は生活に密着していながら、あまり意識しないように思います。麦そのものの形で食べることが少ないからでしょうか。麦ごはんは食べることが少なくなりました。小麦からできているものはたくさん食べますが、パンやうどんから小麦は想像しにくくなっているのかもしれません。麦の秋、小麦色など麦のつくことばもいくつかあります。

収穫が遅すぎたのか、小麦色は少しあせていましたが、なんとか無事に収穫できました。

  たわわに実った小麦

ただいま学童では、七夕まつり開催中

2013/07/13

ささのはさーらさらー♪と聞こえてきそうな6月の末あたりから、自然発生的に始まった七夕飾りづくり。

せっかくだから飾りましょうということで、笹を用意して、部屋の外に飾ってみました。あれこれ決まりはないけれど、星やクレヨン、お花もあって、独創的でなんだかいい感じの飾りが出来ましたよ。ということでしばらくの間飾っておきます。ぜひ見に来てくださいませ。

残念ながら、ライトアップはいたしておりません(>_<)

水遊び

2013/07/12

平年より早く梅雨に入った近畿地方でしたが、梅雨に入ったとたんに雨が降らなくなり、水不足が心配されるほどでした。後半ようやく梅雨らしくなったかなと思ったのもつかの間、急に猛暑がやってきて、梅雨が明けていました。京都では祇園祭の山鉾巡行の前後に雷が鳴って梅雨が明けるというパターンが多いように思いますが、今年はずいぶん早いです。七夕あたりから京都の最高気温は連日35度を超えていて、37度に近い日が続いています。鞍馬は市街地とは違って気温は高くても30度くらいですし、風が吹いてくるとずいぶん涼しいです。特に湿度が低めの時はさわやかです。

園庭では子どもたちの水遊びやプール遊びが増えてきました。子どもたちはいろいろな方法で水の感触を楽しんだり、水の流れ方、砂をまぜるとどうなるのかなどいろいろな遊び方をしています。そんな姿を見ていると、子どもは遊びの中で学んでゆくこということが納得できます。

先生達もスプリンクラーを置いて水をまくなど、工夫していろいろ楽しいことを考えています。先日0・1歳児のためのプールというか水遊びスペースができていました。といっても専用の何かを買ってきたのではありません。原理は簡単、砂場にブルーシートを敷いて浅く水を張っただけです。子どもたちはこれが楽しいらしく、とても喜んで遊んでいました。シートの下は砂なので、転んでもあまり痛くありませんし、形も好きなように作ることができます。砂浜のような傾斜をつけたり、くぼみを作ってみたり、先日は古タイヤをビニールシートの下に置いてみたら子どもたちに人気だったと報告してくれました。

子どもたちも楽しいし、楽しそうな子どもを見ている大人たちも楽しい。楽しいがたくさん広がると良いと思います。

    砂場プール?

きょうのごはん

2013/07/12

・夏野菜カレーライス

・わかめの酢の物

・たまごスープ

「パプリカ」

2013/07/12

先日、朝のお手伝い活動の時にパプリカ、オクラ、ズッキーニを洗うお手伝いをしてもらいました。

子ども達に「このお野菜知ってる?」と尋ねると

「知ってる!オクラ、パプリカ・・・・・・」

ズッキーニはわからなかった様子。

「ズッキーニ」と教えると「へー。」とだけ返事。

お手伝い活動が終わり給食室の台の上にパプリカ、オクラ、ズッキーニを並べておきました。

子ども達どんな反応するかなぁ?とワクワク。

3歳児から5歳児の数名が給食室の前を通りがかったその時

「あっ!パプリカきれいな色」と話している子どもがいるかと思うと、

「これ、ズッキーニって言うんやで。」ってお手伝い活動に参加した子どもが教えています。

素っ気ない返事だったのにしっかり覚えています。

パプリカは「色がきれい」と口々に言っています。

こんなに興味を持っているならと思い子ども達の前でパプリカを半分に切りました。

「わー!中に種があるー。」「中はピーマンと一緒や。」と色々感想を言っています。

給食の時間の時もパプリカやオクラやズッキーニと食材の話をしている声が給食室まで聞こえて来ました。

うれしかったです。

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