おとまり保育に参加した5歳児たちは、きっと楽しいことの連続で、思い出もたくさんできたのではないでしょうか。この経験から、自分でできる!という自信や、みんなで心を合わせ、力を合わせて何かをやり遂げることの楽しさを感じてくれたことと思います。なによりも、子どもたちがもともと持っていた優しさが、もっと深まったように思います。
子どもたちはおおいに楽しみましたが、楽しんだのは子どもだけではありません。先生たちもそれぞれにどうすれば「子どもが生活する」ことをより楽しく、興味を持って取りめるか、工夫を凝らしていたようです。
当園には、お当番活動などを行なう子どものグループがありますが、年度当初グループ名を子どもたちが決めたときに、ドラゴンフルーツという名前を付けたグループがありました。そこで、ドラゴンフルーツを知っている子どもはあまり多くないだろうから、この機会に本物のドラゴンフルーツを食べさせてあげたい。と考えた先生たちがいて、沖縄に行って買ってきてくれました。もちろんわざわざ買いに行ったのではありません。おとまり保育直前にプライベートで沖縄に行った職員が買ってきてくれたのです。他にも様々なフルーツを買ってきてくれて子どもたちといただきました。
ドラゴンフルーツを初めて見る子、食べる子の顔、そして「あんまり味しいひんなー」「おいしい!」「こらあかん」様々な反応がありました。先生達はきっとその顔が見たくて、力を合わせたのだと思います。