・高野豆腐の煮物
・きのこサラダ
・赤だし
2013/06/17
2013/06/17
さくら組(2才児)と一緒に今年度初めてのお弁当デーに出かけました。
叡山電車に乗って、終点の出町柳駅まで行きました。
でも…保育園を出発する時に雨がポツポツ降ってきたんです。そこで傘やレインコートを来ていざ出発!
鞍馬駅に着くと、うっわ〜! キララ電車!
みんなワクワクしながらもちょこんと座席に座って車窓からの風景を楽しんでいました。
出町柳駅についたら目的地の鴨川の中洲へ。たくさんの信号を渡り、途中、バスやカーキャリアを見て瞳はキラキラ。
中洲に着くと早速、お弁当を広げてる子もいました。
しばらく、石垣をよじ登ったり、川に石をドッボンドッボン入れたり…川に置いてある亀の石に寝転んでみたり…
鞍馬にない自然を満喫!
さくら組になった頃は保育園の近くで散歩する事が多かったけど、こんなに遠い所まで来る事ができたね。
お弁当を食べる頃、雲行きがあやしくなってきたので橋の下に引っ越しました。お母さんの手作りのお弁当をウキウキ気分でほおばっていたみんな。途中でスズメちゃんが近くまで遊びに来たり、遠くの空で大きな鳥が輪を描いて飛んでいたり…初めての遠出だったけど鞍馬駅に着く頃にはまた一つ大きくなったような気がしました。
2013/06/16
日本赤ちゃん学会第13回学術集会、2日目はラウンドテーブルとシンポジウムが行われました。参加したラウンドテーブルは「乳幼児の社会性」〜乳児からの保育における環境による乳幼児の発達の保障〜というテーマです。
子どもは三歳頃まで母親自身の手元で育てないとその子どもに悪い影響があるという考え方、いわゆる「3歳児神話」というのがあります。一方、近年の赤ちゃんの研究の進歩により、乳児から他の子どもをはじめ、様々な人と接することが、正常な発達を促すことがわかってきています。「乳児からの保育がどのように子どもの発達を促すのか」「子どもの発達における必要不可欠な環境とは」「乳児からの保育でどのように社会性が育まれるか」また、「発達障害を抱える子どもたちの発達をも保障できる環境とは」という視点で保育現場の日々の実践から発表してくださいました。発表者は、るんびに保育園、まみぃ保育園、幸輪保育園、井尻保育園の皆様です。
保育所保育指針や幼稚園教育要領には保育(教育)は「環境を通して行う」と書かれています。「保育所は(中略)環境を通して、養護及び教育を一体的に行うことを特性としている。 」(保育所保育指針)
「幼児と人やものとのかかわりが重要であることを踏まえ,物的・空間的環境を構成しなければならない。」「環境にかかわって幼児が主体性を十分に発揮して展開する生活を通して,望ましい方向に向かって幼児の発達を促すようにすること,すなわち「環境を通して行う教育」が基本となる」(幼稚園教育要領解説)とあるように子どもが主体的に環境に関わる、働きかけることが大切なのです。決して大人が一方的に教え込むことではありません。「教師主導の一方的な保育の展開ではなく,一人一人の幼児が教師の援助の下で主体性を発揮して活動を展開していくことができるような幼児の立場に立った保育の展開」(幼稚園教育要領解説)が必要です。
発表してくださった園はどの園も共通の理念のもと、物的環境、空間的環境、人的環境など、環境が子どもたちの発達にどう影響するかを重要視して保育を行っています。そして、異年齢の子どもの関わり、複数職員による保育教育という人的環境のもと、子ども一人一人の主体的自発的活動を大切にしています。その背景には子どもは自ら発達するという認識があるとおっしゃっていました。
保育の基本である環境を通した「子どもの主体的な生活」と「子どもの自発的遊び」を大切にされているということです。
2013/06/15
♪お山に雨が降りましたー♪
久しぶりの雨です。京都では5月28日に平年より10日早く梅雨入りしてから3日間ほど雨が降り、梅雨入りしたとたんに梅雨らしくなったと思っていたら、5月31日から6月14日までの半月間、雨らしい雨は降りませんでした。とてもさわやかな日も多かったのですが、最高気温が30度を越える日も多く、6月13日には35.9度まで気温が上がりました。まるで真夏です。
子どもたちは園庭で一足早い水遊びに興じ、キャーキャー言いながら、びしょ濡れになって、一足早い夏気分を満喫していました。気温が上がっても、湿度はそれほど高くなく、本当に真夏のようでした。
それは良いのですが、山は乾き、木々もどことなく元気がなさそうに感じられました。心配だったのは、冬に園庭に植え替えてもらった柿の木です。せっかく順調に新芽を出し、葉が大きくなってきていたのに、余りにも雨が降らないので、葉っぱが少ししおれかかっていたのです。何度か水をやっていたのですが、土が乾きすぎていて深いところまで水が届かなかったのか、なかなか元気を取り戻してくれません。でもようやく雨が降ったので、少しは元気になるかもしれませんね。
雨を待っているのは、木々だけではありません。いつもなら、コロコロと軽快な泣き声を響かせているタゴガエルの声が全く聞こえません。いつも産卵しているところに水がなくて、卵が産めないのかもしれません。モリアオガエルは頑張ってもみじの枝に卵塊をいくつか産み付けていました。これだけ、変な気候だと、私たちが気付かないだけで、他にも困っている生き物がいっぱいいるのだと思います。少し雨が降ってくれたおかげで、ホッと一息ついているかもしれません。しっかり降り続くと良いのですが、雨量はそれほど多くなく、また夏空が戻ってくるかもしれません。
最近は雨の降り方が、激しくなったように思います。梅雨の時期は以前のようにしとしとと長く降るのではなくて、一気にザーッとたくさん降ることが多くなりました。それでも、降らないよりは良いのですが、そんな雨は地表を流れてしまい、地面に染みこむまでは行かないのです。ですから、山全体がどうしても乾き気味になっているように思います。
毎日毎日、雨というのもちょっと嫌ですが、雨の多い梅雨時期には雨が降る。順調に季節が進むのが一番良いのだと思います。
2013/06/15
2013/06/15
この間、雨上がりに散歩に行きました。雨の時は、かたつむりやかにがでてくるので探しながらお山をあるいていると、突然の雨が・・・。
でも、たくさんの葉っぱが傘がわりになり、濡れる事がなかったんです。この不思議な感じをこども達と体感していると、一人の女の子が「葉っぱさんありがとう!」と一言。なんかその一言が嬉しく思い、そのあとも、周りの空気が白〜くなってくると「霧や!」と気づいたり、「ケーブルの音してる! (ケーブルは見えませんが)」と音に気づいたりといつもと少し違うお散歩となりました。
そしてみんなの探していたかたつむりにも出会え、5〜6人が集まり、観察したり、水溜まりに入ってみたり、雨上がりの楽しみも味わっていました。
いろんな変化に気づけるこども達が素敵ですよね!
2013/06/14
赤ちゃんが普段自分が過ごしている言語環境に選好を示すのはなぜか。とう問いに対する答えは「慣れ」なのでしょうか。それほど単純なものではないそうです。
多様な言語環境を背景に持つ子どもについての研究からは、ネイティブ話者への選好は、「単に、より理解しやすい言語への選好にもとづいたもの」というわけではないことが示唆されています。さらに、ことばにもとづいた社会的評価は、慣れ親しんだ刺激に対する領域一般的な選好に由来するわけでもありません。むしろ私は、「子どもが示す、ことばにもとづく社会的選好は、社会的世界をカテゴリー化するベースとしてことばを使用するという傾向を反映したものである」と提案したいと考えています。この傾向は、ヒト認知の進化に由来すると考えられます。(日本赤ちゃん学会第13回学術集会プログラム・抄録集p14-15)とKinzler氏はいいます。
慣れているや理解しやすいといった理由だけではなく、社会をカテゴリー化するためにことばを使う。カテゴリー化して理解するということなのでしょうか。私が誤った理解をしているかもしれませんが、とても興味深い講演でした。
この講演を聞いて思ったことは、ことばによる社会的選好は所属感ということに関係するのだろうということです。自分の所属する社会の言語を好むのは、ヒトが社会を作って生きてきたことと関係していそうです。生活を共にする集団があり、そこに所属することで生きてきました。その集団の使用する言語によって表される価値観で世界を理解して生きてきたのだと思います。もちろん異なる言語を使用する別の集団もあります。講師は“Us and Them”とおっしゃっていました。安全で信頼できる社会的パートナーとしての“Us”とそれ以外の“Them”でしょうか。そこには異なる集団が存在し、
集団間で争うこともあったでしょう。しかし常に戦っているわけではなく、一緒にご馳走を食べることで集団間の緊張を緩和するということもしてきたようです。個人も異なる存在ですし、集団も様々な集団があります。“Them”を排除するのではなく、“Them”は“Them”としてあり、“Us”は“Us”としてあることが可能な世界に向かって進化してゆけると良い。
とても難しかった講演を聞いたあとの頭にはそんな想いが浮かんできました。
2013/06/14
2013/06/14
最近、4・5歳児の中で、鉄棒が大流行!!
初めは、5歳児の子どもたちが夢中になって、〝見ててな〜〟〝できるようになってん!〟と嬉しそうに保育士に声を掛けにきていたのですが、5歳児のブームが少し落ち着き出すと、それを見ていた4歳児もやってみたい…と挑戦しだしました。
鉄棒に座ってみたり、前回りをしたり、横にあるフェンスを駆け上り逆上がりにも挑戦中!!
難しい…と言ってる子どもたちにアドバイスしながら…
ところで私はまだ出来るのかしら??
乳児クラスが長かったので、鉄棒に触れる機会が少なかったのですが、みんなの意欲に思わず
〝先生もやってみるわ!〟と言ってしまいました。
みんなが見守る中、久々の逆上がり!と〜っても緊張しました。
よっ…… できた!!!
子どもたちからの歓声に思わずにっこり。
その後〝やってみたかったけど、わからへんねん。〟〝ちょっと先生みて…〟と、小声で言いに来るこどもたちが!
みんながしているのを近くで見ながら、なかなか踏み込めなかったのかな!?
わたしがしたことがきっかけになったかどうかはわかりませんが、一緒に本気でたのしむ!本気で笑い合える中で、何かのきっかけにつながるといいな〜。
2013/06/13
ことばが、社会的カテゴリーとして機能しているのなら、赤ちゃんは何ヶ月くらいから、ことばを認識しているのでしょうか。Kinzler氏は次のような実験を紹介してくださいました。
赤ちゃんに、母語とそうでない言語で、同じおもちゃを提示します。すると、赤ちゃんは明らかに母語で提示されたおもちゃを選びます。例えば、日本語の環境にいる赤ちゃんは「here is your little bear」と英語で言うより「くまちゃんだよ」と日本語で言って渡した方を好むということです。実際には英語とフランス語で比較していらっしゃいました。この実験で、赤ちゃんが、とても早い時期からことばに対する明らかな選好を示すということがわかったそうです。
また、英語が母国語の赤ちゃんが英語で話す子どもの映像とフランス語で話す子どもの映像のどちらを好むかを調べた実験では、明らかに英語で話す子どもの方を選好したという結果が出たそうです。そして、この傾向は、英語とフランス語という言語の違いのみならず、同じ英語でもアクセントのちがいでも見られたそうです。自分のいる言語環境をかなり正確に捉えていると言うことです。
では、ことば以外、例えば白人と黒人といった人種、つまり視覚情報のちがいという要因はないのでしょうか。それも実験されたそうです。両親が白人の英語環境にいる赤ちゃんに、白人の子どもと、黒人の子どもの写真を見せたところ、白人の子どもを選好しましたが、赤ちゃんが生活する言語環境と同じ英語で話す黒人の子どもの映像と、フランス語アクセントの英語で話す白人の子どもの映像では、自分の言語環境に近い方をより選好したというのです。
では、なぜ言語は早期から強力に作用するのでしょうか。慣れなのでしょうか。もしそうなら、慣れはどこから来るのでしょうか?という疑問を投げかけていらっしゃいました。