2013年 5月

「給食室はデートスポット!?」

2013/05/23

先日、給食を作っていると背後に人の気配を感じました。

ふっと振り向くと1歳児の男の子と女の子が二人でいます。

その出で立ちはどう見てもカップルです。

男の子は手ぶら、女の子はままごとのカバンを持ち二人で仲良く給食室前でデートをしていました。

邪魔をしてはいけないと思いながらも・・・・・やはりここは関西のおばちゃん根性が出てしまい・・・・・・・

声をかけてしまいました。

「あのー、もしかしてデート中ですか?」と声をかけると、その声に他の職員も反応して集まって来ました。

3人の職員に囲まれた1歳児のカップルは恥ずかしがる様子も無く堂々とデートを続けていました。

顔が赤くなる思いでした。

第2の人生

2013/05/23

園庭に椿の木が2本並んでいます。今年はたくさん花をつけたので、子どもたちは花を取っては密を味わっていたのですが、低いところに花は少なくて、花を取ろうと思うと木に登らなければなりませんでした。花を取りたい一心で一生懸命工夫して木に登っている姿がついこの間まで見られました。

もう花は散ってしまいましたが、先日二本の木のあいだにバケツがぶらさがっていました。子どもに「あれは何?」と聞くと「先生が作ってくれはった。ボールをいれるんや。」と教えてくれました。どうやら職員の誰かがバスケットゴールのつもりで作ったようでした。

作った先生に、バスケットゴールのつもりで作ったのかと聞いたら、取っ手もとれてしまったし、水も漏れるようになってしまったのだけれど、そのまま捨てるのも忍びなく、バケツに第2の人生を歩んでもらおうとバスケットゴールにしてみた。と言っていました。なるほど、物を大切に使おうとしているのだなと、嬉しくなりました。

バスケットゴールならバケツの底を抜いたのかと重ねて尋ねたら、敢えて底を抜くことはせずに、ボールが入ったらそのままでは落ちてこないようにしたと答えてくれました。

では、どうしてボールを取り出すのかというと、バケツの底に細いロープが繋がっていて、少し高いところにある枝の上をそのロープが通り、子どもの背の高さくらいまでぶら下がっています。子どもが下からこのロープを引っ張るとバケツの底が持ち上げられて、バケツが逆さになり、ボールが出てくるようにしたそうです。

どうして、敢えてこんなに面倒なことをしたのか、皆さんにはわかりますか?私は理由を聞いて感心しました。

親子遠足 2

2013/05/22

親子遠足の日は晴れた空に太陽が輝き、気温はぐんぐん上がってゆきました、この日、京都の最高気温は30度を超えて、真夏日になったそうです。それでも、京都御苑の中は緑がいっぱい。特に活動の中心としていた出水の小川周辺は、木が繁って、優しい木陰を作ってくれていてとても心地よく過ごせました。日向を5分も歩けば、木陰のありがたさが、よくわかります。

  何があるの? へんなきのこ!

4つの活動を参加者が選んで行う方法は、みんなが自分のペースで思い思いに楽しめるので、みなさんとてもゆったりと取り組んでくださっていました。

探索コーナーでは、少し離れた草むらで、花や虫を探したり、高い枝にくっついたセミの抜け殻をお父さんにとってもらったり、きのこを見つけて持参の虫眼鏡で見たりしていましたし、1歳児も思い思いに歩きまわったり、何かを見つけてはじっと見入ったりしていました。

顕微鏡コーナーは小さい子には少し難しいのですが、

    つめたくてきもちい!

ひろってきた葉っぱや、みつけた生き物の小さな世界を楽しみました。子どもそっちのけで、実態顕微鏡の中の小さな世界に没頭していらっしゃる保護者もいらっしゃったとか。

水遊びコーナーでは、大人の足首くらいの深さの小川にはいって、思い思いに遊ぶ子どもたちを、岸辺で見守りながらゆったりとおしゃべりしていらっしゃる保護者の姿がありました。葉っぱの舟が流れて行く様子を観察したり、しぶきを上げて走ってみたり、ポリ袋に水を入れてみたりして遊ぶ子どもたちの姿を見ていると、

   なにができるのかなー?

子どもって環境を通して学んでいるのだろうなと感じます。

製作コーナーでは、心地よい風が流れる木陰で落ち葉や小枝、摘んできたたんぽぽなどいろいろな素材を使ったコラージュであったり、葉っぱでフロッタージュしてみたり、親子で作るステキな作品がたくさんできあがっていました。

どのコーナーでも、子どもも保護者も楽しむことができ、そこから保護者同士の会話も弾んでいたようです。

普段の園での子どもたちの活動と同じように、参加者が自ら選んで行うからこそ、小さな子から大きな子まで、子どもも大人も楽しめたのだと思います。企画してくれた先生方に感謝です。

翌日、口々に「きのうのえんそくたのしかったなー!」という子どもたちの顔がいきいきと輝いていました。

伝える

2013/05/22

ある日の給食中のことです。

年中クラスのHちゃんが体をグイっと後ろにひねり

ふたつ向こうのテーブルで給食を食べているKちゃんの名前を大きな声で呼んでいました。

そんな大きな声で何を言うんやろ?、と思っていたら

「Kちゃん!この、お魚おいしいなぁ!」と一言。

HちゃんがそこまでしてKちゃんに伝えたかったことが

Hちゃんの感じた「魚のおいしさ」だったことがなんだかすごく嬉しかったです。

自分の感じたことをあの子に伝えたい!という気持ちはとてもステキだなぁ、と感じました。

親子遠足 1

2013/05/21

子どもたちが待ちに待った親子遠足、幸いお天気にも恵まれて、みんなで楽しい時間を過ごすことができました。この時期に親子で何かを行う理由の一つに、子どもをまん中にして、保護者の皆様や職員がお互いに知り合い、話し合い、交流を深めることがあります。
夏のような天気青空が広がる京都御苑に子どもと大人あわせて140名ほどが集まりました。

昨年まではみんなで園に集まって、ウォークラリーをしたり、稲を植えたりしましたが、今年はどこかに出かけようという先生たちの提案で、最近行っていなかった京都御苑に行くことになりました。

朝、みんなで集まってあいさつをした後、自己紹介をして、その後いろいろな活動をするのですが、今回は4種類の活動を参加者がそれぞれに自分で選んで行うという方法をとりました。0歳児から5歳児までが一斉に同じ活動をするのは無理がるし、それぞれが活動を選んだ方が余裕も持てるし、より楽しむことができるだろうと、先生たちは考えてくれたようです。
具体的には、散策して植物や虫を観察したり、製作に使う材料を探す探索活動、葉っぱや木の実などを使って何かを作る製作活動、「出水の小川」と呼ばれる小さな小川で水遊びをする川遊び活動、そして、見つけてきた草花や虫を双眼実態顕微鏡で観察する観察活動の4つです。

どんな活動がはじまるのでしょうか・・・

きょうのごはん

2013/05/20

・ごはん

・ほうれん草のグラタン

・コーンサラダ

・わかめスープ

いちごクッキー

2013/05/20

子どもたちが畑に行って摘んできたいちご。いつもはいちごジャムを作ってパンやクラッカーに添えていただくことが多いのですが、今回は、ジャムだけでは子どもたちのすることが少ない。もっと子どもたちが自分で作ったと感じられるものを作った方が楽しい。ということでいちごクッキーに挑戦したようです。

クッキーを作る前の下準備として摘んできたいちごを使って先生がジャムを作っていました。朝から園内はいちごの香りで満たされ、子どもたちも自然と興味を持ちますし、目の前で先生が作っているジャムを使ってクッキーを作るとなると、どんなクッキーになるのかな、という想像もするでしょうし、早く作ってみたいという期待感も高まります。きっと先生はそこまで考えて朝の時間にジャム作りをしたのだと思います。

そしていよいよクッキー作り。アレルギーのある子のことも考えて選んだ材料を使って、クッキーの生地を作りました。残念ながら私は来客があったので、クッキーを作っている様子は少ししか見られなかったのですが、少しの時間でも子どもたちの楽しそうな様子が伝わってきました。

材料を混ぜ合わせると、変化する生地の様子を不思議そうに見ていた子もいたでしょうし、あらかじめ作っていたジャムを練り込んでほんのりピンク色になった生地をまるめて、クッキーの形にするのを楽しんでいた子もいたと思います。

みんなが思い思いの形にした生地を調理の先生に焼いてもらったら、おいしいクッキーのできあがり。おやつの時間にみんなでいただきました。好みによってジャムを添えて食べらるという選択肢も用意していたようで、子どもたちは心でも身体でも、もちろん舌でも、いちごを味わい尽くすことができました。いちごづくしです。子どもも先生も楽しかったでしょうし、いちごもきっと喜んでいると思います。

私も後でできあがったクッキーをいただきました。見た目は普通のクッキーですが、割ってみると中がほんのりピンク色、口に含むとほのかないちごの香りが口に広がります。砂糖もずいぶん控えたそうで甘さもやさしく、それがかえっていちごの風味を引き立てていました。子どもたちや先生たちの「楽しい」気持ちがいっぱいつまったクッキーの味は格別でした。

新緑

2013/05/20

鞍馬の四季はどの季節も素晴らしいですが、私は断然「5月の鞍馬」が好きです。 とても厳しい冬を越して花満開の4月のあと、新緑の美しい5月がやってきます。

朝、寺の山門を入って新緑のトンネルをくぐると保育園に到着します。園庭では向かいの山の緑をバックに子ども達が遊び、澄んだ空の方から小鳥達がさえずっているのが聞こえます。日一日と新緑が濃くなり、どこに目をやっても活気に満ちあふれ、「今を生きている!」事を実感します。

先日園庭にいた時、5歳児の女の子がふっと「わぁ…緑がきれい〜。私、緑好き」とつぶやいていました。その言葉をそばで聞いて、子どもはからだ全体で鞍馬の自然を受けとめ、自然の移り変わりを楽しんでいるんだなぁ〜と感動しました。

これから大人になっても美しいと感じた事を素直に声に出して感動できる人になってほしいな〜と思った瞬間でした。

いちごがり

2013/05/19

先日、4歳児と5歳児がいちごがりとさつまいもの苗を植えに滋賀県の守山市まで行ってきました。前にも書きましたが、お寺のご信徒の方が畑の一部を当園の子どもたちのために耕してくださっていて、毎年春にはいちごを摘んでさつまいもの苗を植え、秋にはさつまいもを収穫させていただいています。途中でさつまいもの育ち具合を見に行くこともあります。

くもりの予報が出ていた日でしたが、よく晴れて暑くなりました。畑に着いてまず、さつまいもの苗を植えましたが、子どもたちはいちごが気になって仕方ない様子です。それでも、200本くらいの苗を植えました。そして、となりに植えられたいちごの所に移動して、いちごを摘みます。はっぱの下に隠れている熟したいちごもみつけて上手に摘んでいました。取れたてのいちごはぴかぴか光っていてとてもおいしそうです。赤くなったいちごをすべて摘み取らせていただいたら、かなりの量になりました。

待ちにまった試食タイム。食べる分だけさっと洗って1人3つずつ食べました。摘み立てのいちごを口に含んだときの子どもたちの嬉しそうな顔といったら、言い表せません。私も一ついただきましたが、乾いた口の中にさわやかな甘さと酸味が広がり、そのおいしいこと。
子どもがいくつも食べたくなるはずです。

そうして、子どもたちが食べてもまだまだたくさんのいちごがあったので園に持ち帰りました。担任はこのいちごで、子どもたちと何か作ろうと計画していたようで、保冷バッグに保冷剤を入れて、タッパをたくさん持って来てその中にいちごを丁寧に並べて持ち帰っていました。そこに入りきらない分は、まとめてバスの冷蔵庫に入れて持って帰りました。冷蔵庫をあけるとバスの中にいちごの香りが広がります。このいちごたちはどう変身するのでしょうか。楽しみです。

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