親子遠足の日は晴れた空に太陽が輝き、気温はぐんぐん上がってゆきました、この日、京都の最高気温は30度を超えて、真夏日になったそうです。それでも、京都御苑の中は緑がいっぱい。特に活動の中心としていた出水の小川周辺は、木が繁って、優しい木陰を作ってくれていてとても心地よく過ごせました。日向を5分も歩けば、木陰のありがたさが、よくわかります。
何があるの? へんなきのこ!
4つの活動を参加者が選んで行う方法は、みんなが自分のペースで思い思いに楽しめるので、みなさんとてもゆったりと取り組んでくださっていました。
探索コーナーでは、少し離れた草むらで、花や虫を探したり、高い枝にくっついたセミの抜け殻をお父さんにとってもらったり、きのこを見つけて持参の虫眼鏡で見たりしていましたし、1歳児も思い思いに歩きまわったり、何かを見つけてはじっと見入ったりしていました。
顕微鏡コーナーは小さい子には少し難しいのですが、
つめたくてきもちい!
ひろってきた葉っぱや、みつけた生き物の小さな世界を楽しみました。子どもそっちのけで、実態顕微鏡の中の小さな世界に没頭していらっしゃる保護者もいらっしゃったとか。
水遊びコーナーでは、大人の足首くらいの深さの小川にはいって、思い思いに遊ぶ子どもたちを、岸辺で見守りながらゆったりとおしゃべりしていらっしゃる保護者の姿がありました。葉っぱの舟が流れて行く様子を観察したり、しぶきを上げて走ってみたり、ポリ袋に水を入れてみたりして遊ぶ子どもたちの姿を見ていると、
なにができるのかなー?
子どもって環境を通して学んでいるのだろうなと感じます。
製作コーナーでは、心地よい風が流れる木陰で落ち葉や小枝、摘んできたたんぽぽなどいろいろな素材を使ったコラージュであったり、葉っぱでフロッタージュしてみたり、親子で作るステキな作品がたくさんできあがっていました。
どのコーナーでも、子どもも保護者も楽しむことができ、そこから保護者同士の会話も弾んでいたようです。
普段の園での子どもたちの活動と同じように、参加者が自ら選んで行うからこそ、小さな子から大きな子まで、子どもも大人も楽しめたのだと思います。企画してくれた先生方に感謝です。
翌日、口々に「きのうのえんそくたのしかったなー!」という子どもたちの顔がいきいきと輝いていました。