・大根の煮物
・野菜のお浸し
・吉野汁
2013/04/06
2013/04/06
何をするにしてもそうなのではないでしょうか。
楽しく取り組むからこそいろいろなことが良くなってくるのです。もちろん、辛いことだって苦しいことだってやってきます。それを辛く苦しいことで終わらせず、楽しいことに変えられると良いのですが、それには心の力が必要です。「辛い」「苦しい」に飲み込まれて流されることなくいたいものです。しっかりと混ぜたら、お団子のように丸めます。そのお団子を一つずつかめの中に入れて空気が入らないように詰めてゆきます。レシピによっては、空気が入らないように投げ入れると書いてあるものもあります。全部詰め終わったら、かめの3分の2くらいの所まで入りました。良い感じでしょうか。最後の仕上げはレシピによってさまざまです。和紙を敷いて木の蓋をしてそのうえから重しをのせるというのもありましたが、私は、表面に薄く塩をふって、その上から重し代わりに、ポリ袋に入れた塩を置いてみました。最後に「おいしくなってね」と声をかけてから、かめにふたをして冷暗所に保存です。敷かし気になってしょうがないので、時々のぞいては「げんきかー?」「おいしくなってね!」といいながらかめのふたをあけてみていますが、いまのところほとんど変化はありません。できあがるまでには半年から1年かかるのですから、目の前のことにとらわれることなく、じっくりと時間をかけて見守り続けてゆきます。
2013/04/05
2013/04/05
そこにあらかじめ450グラムの塩とよく混ぜておいた麹1キログラム
を入れてしっかりと混ぜます。混ぜるのにそれほど力はいりませんが、良く混ぜ合わせようとすると時間がかかります。黙って混ぜているのもつまらないと考えていると、「おいしくなあれ!」ということばが口をついて出てきました。「おいしくなあれ」と言いながらリズム良く混ぜていると、「おいしくなあれ」がいつのまにか歌になってきます。そういえば、伝統的な仕事の中には歌を歌いながら行うものがたくさんあります。田植え、酒造り、茶摘みなどの仕事とともに歌い継がれてきました。
そうした仕事歌には、労働の辛さを軽減する、共同作業の息を合わせるなどいろいろな役割がありますが、息を合わせることは、仕事をする人の心をひとつにして場の雰囲気を楽しいものにするということです。楽しい場からは良い仕事が生まれてくるはずです。みんなの息を合わせて、楽しい職場にするために、みんなで歌を歌うのも良いかもしれません。2013/04/04
2013/04/04
まず、大豆を用意します。本当は園の畑で育てた大豆が使えると良かったのですが、枝豆のあいだに食べ過ぎて、残った大豆が少なかったので、無農薬で育てた大豆をさがして買ってきました。 麹は前にも書いた酒蔵が稻麹から作っている麹を使いました。
調べるといろいろなレシピがあってどれを参考にすると良いのか迷ってしまいます。最初に大豆を良く洗います。まん丸でころころした大豆です。しっかりと洗ったら、水に浸してやわらかくします。水につける時間は一晩くらいとするレシピもあれば、16時間はつけるとするものもあります。私は時間の都合も合ったので15時間ぐらいにしました。12時間も浸しておけば、ある程度やわらかくなりますが、芯までしっかり水が染みこんだ方が良いのかと思って少し長くしました。
しっかりと水を吸った大豆をゆっくりと煮てゆきます。弱火で4時間くらい煮ました。大豆を片手の親指と小指ではさんでつぶせるくらいの硬さになるのを目安に煮ると良いそうです。大豆を煮ていると、豆の甘い香りが部屋中に広がって幸せな気持ちになりました。やわらかくなった大豆を口に含んでみるとその甘いこと。そのまま豆だけで食べたくなりました。
2013/04/03
2013/04/03
甘酒ができると、いろいろなことに使えます。お湯で少し薄めて飲むこともできますが、私は豆乳とまぜて飲むのがおいしいと思います。カップをあらかじめ温めて置いたカップに甘酒を入れ、温めた豆乳を注ぐだけでできあがりです。豆乳のこくと甘酒の甘さがうまく調和してとてもおいしいのです。毎日と言って良いほど飲んでいたら、甘酒がすぐになくなってしまいます。あまりにもすぐになくなるので、倍の量を作ってやろうとして挑戦したら、いつもと違う感じになっているので、うまくできるのか今から不安です。他の使い方としてはお料理の隠し味として使うことができます。少し甘酒を加えるだけでこくが出るというのか、味が深くなります。他には様々な調味料と混ぜて、調味料の新しい味を楽しむこともできrなど、工夫次第で様々に使えます。
甘みが必要なときは、できるだけ甘酒を使うようにして砂糖を減らしたら、身体がスッキリしたように感じます。甘酒というと、ちょっとイメージが異なるかもしれないので、「甘麹」と呼んだ方が良いかもしれません。
甘麹といえば塩麹です。塩麹も何度か作ってみています。こちらの作り方は甘麹よりもずっと簡単です。塩と麹を混ぜて水を入れるだけです。常温で何日かおいたあと冷蔵庫でゆっくりと熟成させます。2カ月ほどしたらできあがるのですが、一度作ると2カ月も待てずに使ってしまうので、できあがる頃にはとても少なくなっているのです。塩麹はとてもポピュラーになったので、使い方は皆さんいろいろ工夫されていると思います。
小さな小さな生き物のおかげで、不思議でおいしい世界を楽しませてもらっています。
2013/04/03
もうすぐ今年度が終わりかぁ・・。
そんな風に日々考えながら、子どもたちとゆっくり過ごしていました。
1年前の4月、5月には私の顔を見るたびに「バイバイ!バイバイ!」と半泣きになりながら手を振っていたYちゃん。
本気で私のわき腹を足蹴りしてきてた、もう一人のYちゃん。
それが今は、私を探して横につき、ずーっとパパと妹の話をしてくるYちゃん。
私の顔を見ると「見つけた!」と言って、ベトーっと甘えてくる、これまた別のYちゃん。
私の子どもたちへの想い、関わりが意味のあるものだったと思わせてくれた彼女たちに、本当に感謝☆
2013/04/02
このところ、麹が気になっています。名前が同じなので親近感が湧くからではありません。知り合いから手作りの甘酒をいただき、その優しい甘さに感動したのが、きっかけです。とても甘いのに、砂糖は全く入っていないと聞いて驚きました。
甘酒は米麹がお米のデンプンを分解し糖化することで甘くなります。ブドウ糖のほかビタミン類やアミノ酸、食物繊維などが含まれ、栄養価が高く、栄養剤としての点滴と成分が似ていることから「飲む点滴」とも言われるそうです。現在は冬に暖かくして飲むイメージが強いのですが、江戸時代には夏バテ防止、暑気払いとして飲まれることが多く、甘酒は俳句では夏の季語にもなっています。江戸幕府は庶民の健康を守るため、誰でも飲めるように甘酒の価格制限をしていたそうです。
知り合いからいただいた甘酒があまりにもおいしかったので、自分でも作ってみることにしました。作り方はそれほど難しくありません。もち米でお粥を作り、そこに米麹を加えて、50度から60度の温度に保って8時間から12時間ほど発酵させるとできあがります。長時間保温するためには炊飯器の保温機能を使うと便利です。
うるち米でもできますが、もち米の方が甘みが増すと聞いて餅米を使っています。麹は酒蔵が無農薬、自然農法で育てたお米につく稲麹から麹菌を培養して作っている麹を使っています。白米の麹で作る甘酒もおいしいのですが、この酒蔵では独自の手法で発芽玄米に麹菌を植え付けたものを作っています。これを使って甘酒を造ると時間はかかりますが、玄米の香ばしさと深い甘さが特徴的な甘酒に仕上がります。
できあがった甘酒は、火を入れて発酵を止めるのですが、私は頑張って働いてくれた麹くんに熱い思いをさせるのは忍びないと思い、そのまま冷蔵庫で保存しています。できあがった甘酒はおいしいので、すぐに食べてしまうのですが、冷蔵庫に保存する時間が長くなると、玄米が更にやわらかくなって甘みが増すように思います。この甘酒がいろいろなことに使えるのです。