2013年 3月

変化 3

2013/03/02

鹿が増えた原因は、天敵であるオオカミの絶滅、狩猟する人の減少、温暖化による積雪の減少などと言われています。様々な原因が複雑に絡み合って、様々な結果を生み、それがまた原因となって、次の結果を招く。そうしていろいろなことがつながっているはずです。

ところが、増えたから捕獲して減らせば良いと言う人がいます。確かにそれも必要なことではありますが、それだけですむほど単純なことではないと思います。現在の鹿の増加も、ともすると様々な人間の営みがその原因であることが多いのではないでしょうか。オオカミを絶滅させたことや、自然林を大規模に伐採し、商品価値が高いと思われた針葉樹ばかりをたくさん植林したことも関係しているかもしれません。

もちろん、全てのつながりが見えるわけでも、わかるわけではありません。だからこそ、最も大切にすべきことは何か?を心にとめておくことは忘れないようにしたいものです。

ついつい、目の前に迫ってくる問題だけを見て、それを何とかしようとしてしまいがちですが、深く、大きく、複雑なつながりに思いを馳せることなく、目に見える現象だけにとらわれる事には気をつけた方が良さそうです。このことは、何も自然現象に限ったことではありません。日々私たちの行うことについても、目の前で起こることだけを見るのではなく、何を目指し、どこを向いているのか、なんのためにそうするのか、遠いところを見つめる事を忘れずにいたいものです。しっかりとした基準を持ち、それに照らしてさまざまなことを考え判断する。それが、変化に対応するためにもっとも必要なことなのかもしれません。

変化 2

2013/03/01

変化は様々なところで起こっています。というより、変わらないものはなにひとつとしてありません。全てのものが移ろい変化してゆきます。

家庭や家族の姿が変わってきて、お母さんがひとりで子育てを担うことが多くなってきています。それが常態化しているのは、もはや家庭とは呼べないかもしれません。

インターネットの普及により、情報の流れ方が大きく変わり、物品の売買や、サービスのあり方も変化しました。携帯電話やスマートフォンが普及し、コミュニケーションのあり方も変わってきました。

人間社会の変化はとてつもなく早く、急激です。これほど急激に環境が変化することは人類史上はじめてだということも聞いたことがあります。

変化しているのは人間の社会だけではありません。自然の様子もどんどん変わってきています。四季の変化はもちろんなのですが、鞍馬周辺の山の姿もずいぶんと変わりました。

気候の変化もあるかもしれませんが、最も大きな原因のひとつは鹿だと思います。何年も前から山に鹿が頻繁に出没するようになり、昼間でもあまり人間を恐れることなくうろうろしています。園の周りでもずいぶん見かけます。

この鹿が山に生えている草を食べ尽くすものですから、緑の草に覆われていた山肌が、今では茶色くなってしまっています。樹木も皮を食べられてしまうものですから、枯れてしまいます。

鹿の食害は全国的に問題になっているらしく、食べ物がなくなると、活動範囲を広げて高い山にも登って行き、貴重な高山植物を食べてしまったり、また、今までは食べなかった植物まで食べるようになったりしてもいるようです。

園の周りでも、生け垣の緑が食べられたあとに少し芽吹いてきたと思ったら、またたべてしまうようなことを繰り返すので、枯れてしまう木も多いのです。

もちろん鹿だけではなく野生の猪や猿も出没しますが、やはり影響が大きいのは鹿です。この鹿が増えたことが、山肌の緑の現象だけではなく、様々なことに影響しているのです。

きょうのごはん

2013/03/01

・ちらしずし

・鶏のから揚げ

・白菜の和え物

・大根の煮物

・吸い物

学び

2013/03/01

先日、電車組さんと保育園へ向かって歩いている時のこと。

山にたくさん霧がかかっていて、それを見た年長の男の子が「雲やな!」と言っていたので、「あれは霧だよ」と浅いですが私の知りうる限りの「雲」と「霧」の違いについて説明したところ、「ふ~ん、そうかぁ、勉強になった!」と言われ、良かったと思いつつも大人ももっと興味を持って学ばなければ・・と勉強させられちゃいましたm(_ _)m

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