2013年 3月

きょうのごはん

2013/03/11

・梅ごはん

・ウインナー炒め

・フルーツサラダ

・みそ汁

お別れ遠足 4

2013/03/10

琵琶湖博物館の水族展示でいろいろな魚を見ていたら、おなかがすきました。気がついたらお昼です。とてもいいお天気だったので、芝生の広場でみんなで丸く輪になってお弁当にしました。青い空と雪を頂いた比良山を遠くに眺めながらの気持ちいいランチです。天気予報では暖かくなると言っていたのですが、琵琶湖を渡ってくる風が思いのほか冷たくて、本格的な春はまだ先です。みんなで一緒に食べるお弁当はこれが最後。まるく輪になってみんなの顔を見ながら食べると、おいしさとうれしさが膨らみます。

おべんとうの後は、もう一度博物館に戻って展示を見ました。約2億5千万年前からの自然環境を、年代を追って、琵琶湖前史、琵琶湖の生い立ち、古い琵琶湖から現在の琵琶湖へと示してあり、「ゾウのいた森」というジオラマ展示は約200万年前の琵琶湖周辺の環境が再現したり、子どもたちは興味深げにしていました。

続く展示室では琵琶湖と人間とのかかわりの歴史を、湖底遺跡、湖上交通や漁労の様子および治水・利水への取り組みなどを通して理解できるようになっています。子どもたちは展示室のまん中に置かれた大きな丸子船に興味を持ったようで、みんなで近づいて見ていました。

次は「湖と人間」というメインテーマに基づいて、琵琶湖地域の自然と人とのかかわりや相互作用の展示がされています。子どもたちに人気だったのは、「農村の暮らしと水」というテーマの展示です。彦根から移築された富江家の住宅を1964(昭和39)年5月10日を想定して、できるだけ当時のくらしのままに復元されたものです。その中でも興味を持っていたのは、村のなかを流れる水路(カワ)の水をとりこんだ、カワヤとよばれる洗い場です。水道のない頃はこのようにして水を使っていたということをめずらしく思ったのかもしれません。

その後、上下水道ができて自分たちの使う水がどこから来てどこへ行くのか、わかりにくくなってしまいました。子どもたちと一緒に、台所や洗面所、トイレで使った水はどこに行くのかを考える事ができる展示もあり、普段何気なく使っている水の大切さ、ありがたさに心を運ぶ子がいたと思います。

子どもにとっても楽しいし、大人にとっても興味深い展示ばかりで、もっと時間があれば良かったと思うくらいみんな楽しんでいました。

お別れ遠足 3

2013/03/09

琵琶湖博物館では、まず、「かわいいモンスター」〜ミクロの世界の新発見〜という企画展示を見ました。例年は最初にディスカバリールームという体験型展示の部屋に行くのですが、「小さなモンスター」というコピーに惹かれたのか、子どもたちの足は企画展示室に向いていました。琵琶湖博物館の研究により、琵琶湖や滋賀県から発見されたカイミジンコやヨコエビ、イタチムシなど小さな生き物の新種や新記録について紹介する展示です。子どもたちは小さな生き物のめずらしい姿に興味を持って見ていましたし、身近なところで、多くの新種が発見されていることに私自身、驚き、興味を持ちました、

続いて訪れたのがディスカバリールーム。展示を子どもたちが体験することで学ぶことができるようになっています。ディスカバリールームの解説にはこんなことが書いてあります。「展示には文字による解説がほとんどなく、スタッフも展示の内容についての説明はしていません。 あくまでも、子どもたちがみずから好奇心をもって、自主的に何かを発見することが、この展示室の最大の目的なのです。」
例年子どもたちに人気なのは、昔の台所を体験できる「おばあちゃんの台所」でままごと遊びをすることが多いのですが、今年の子どもたちはあまりそこには興味を示さず、「にんぎょうげきじょう」で人形劇を演じていました。発表会で発表した「さるかに合戦」を何度も見せてくれました。

まだまだ遊び足りない様子の子どもたちに、声をかけて水族展示室へ。琵琶湖固有種をはじめとした淡水に住む魚や他の生き物に会いに行きました。オオサンショウウオをみつけたり、カイツブリが潜水して餌を取るようすなどを興味深く見ていましたが、やはり身体の大きなチョウザメが泳ぐ姿は圧倒的におもしろかったようです。

きょうのごはん

2013/03/08

・ごはん

・だしふりかけ

・焼魚

・千切り大根の煮物

・豚汁

琵琶湖博物館 2

2013/03/08

琵琶湖博物館に到着したみんなは、駐車場から博物館に向かう道のところどころにあるクイズを見つけて一つずつ解きながら進んでいきました。文字を読むのが得意な子が、問題を読み上げ、みんなで4択の答えから正解だと思うものを一つ選んでいました。

例えば、
「1896年の琵琶湖大水害で、琵琶湖の水位は何メートル上がったでしょう」
①1メートル、②2メートル、③3メートル、④4メートル

といった問題です。答えを選んで、次の問題の所まで行くとそこに正解が書いてあり、また次の問題に挑戦します。

琵琶湖博物館には毎年お別れ遠足で行っているので、毎年みんな挑戦していますが、いくらふりがながふってあるといっても、読みにくい上に問題の内容も難しいので、1問か2問であきらめることが多いのです。ところが、今年の子どもたちは最後まで挑戦していました。文字を読むのが得意な子が、読んでみんなで、あーでもないこーでもないと話し合って考える。うまくチームワークを発揮しているように思いました。

博物館の入口近くにあった問題は、
「博物館に入った正面にあるガラスの向こうに見える山の名前は何」
でした。

入館した子どもたちは真っ先に大きなガラスを通して琵琶湖越しに山を見ながら、「雪が積もってるなー?」「なんていう山かな?」と考えます。すぐに答えは見つからなかったので、館内を巡りながら答えを探すことにしました。

一日楽しく遊んで帰ろうかとしたとき、一人の子どもが「山の名前がわかってない」と言いだし、答えを探しましたが見つかりません。そんなときに「係の人に尋ねよう」と誰かが言い出し、「比良山」という答えをいただいてきました。最後まで問題のことを覚えていたことに感心しましたし、問題はどうすれば解けるのかをみんなで考えて、「係の人に聞きに行く」という方法を見つけ出して実行した子どもたちでした。

きょうのごはん

2013/03/07

・ごはん

・すき焼き風煮物

・野菜の和え物

・みそ汁

共同制作??

2013/03/07

時は少しさかのぼりまして、作品展の日、前日からのまさかの大雪で山にも道にも雪が積もっていました。ということで急きょ雪かきや、交通整理に外へ出ることになりました。でもただ待っていても仕方がないので、そうだ、ツルッツルの雪だるまをつくって見よう!!そしてできたのが、見ての通り一番左の真っ白君。我ながらいい感じに仕上がったなぁと。石の目とボタンをつけて、腕もつけて…そうこうしているうちに、雪も緩み、交通整理もお役御免に。んーどうしようか?そうだ、もう一人いる係りの職員に託そう!!「大切に育ててください」とお願いをし、次に見たときには3枚目の写真。胸のお花とよくよく見ると帽子もかぶっています。自分がしていればきっとこうはならなかった姿に感動。そうしているうちに、本命の作品展も終わり後片付けをして、2~3時間。そういえばどうなったかなぁとみてみると、4枚目、なんとかわいらしい口と、石の目がリュウの目になっているではありませんか?? これはさっき出てきた職員も知らず、だれかわからない人に育ててもらった作品でした。作品展の裏で、こんなところにも素敵な共同制作がありました。見た方いらっしゃいますか??

お別れ遠足 1

2013/03/07

急にポカポカ陽気になりました。3月5日から二十四節季の啓蟄、冬ごもりしていた虫が春の暖かさを感じて外に這い出てくるころのことです。3月6日の京都の最高気温は16.1度、7日は19.9度。まさに土の中の虫たちが這い出してきそうです。このままずっと暖かいわけではないと思いますが、こんなに暖かくなると桜が咲くのも早いかもしれません。

卒園を間近に控えた5歳児たちは、小学校へ行くうれしさと不安で胸がいっぱいなのか、落ち着かないところもありますが、それぞれに残り少なくなった園生活を楽しんでいるようです。そんな子どもたちの思い出の一コマになればと思い、毎年この時期にお別れ遠足を行っています。今年も滋賀県立琵琶湖博物館を訪れました。

琵琶湖博物館は、400万年も遡ることのできる琵琶湖の成り立ち、そこで独自の進化を遂げてきた生き物たち、そしてそこに人間が作り上げてきた文化といった様々な視点から琵琶湖を捉えることにより、「湖と人間のより良い共存関係をめざすための入口」としての役割を果たしています。

展示室は、ほとんどの琵琶湖固有種を中心に国内外の淡水魚が多く飼育されている「水族展示室」をはじめ、「琵琶湖のおいたち」「人と琵琶湖の歴史」「湖の環境と人々のくらし」をテーマにした各展示室、体験活動を通して子どもたちが学ぶことのできる「ディスカバリールーム」など多彩な展示があり、見応え十分です。

子どもたちにとっては普段の生活とは少し違う環境ですが、普段はあまり接することがない琵琶湖という水環境とそれをとりまく自然や生活、文化に触れることで山や川などの自然について何かを思うきっかけになればと考えて、毎年この時期に訪れています。

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