・高野豆腐の煮物
・和風サラダ
・豆腐のみそ汁
2013/02/21
2013/02/21
5歳児たちは、この時期ほとんどの子が満6歳になっています。そう考えると「5歳児クラス」という区切りは何か変ですよね。先日、内科検診がありました。子どもたちが診察していただく際に保育士がお医者様に「5歳児です」というと、子どもは「ちがうで6歳やで!」といいます。「○○歳児クラス」という大人が勝手に決めた枠組みは「おかしいんちゃうん?」と子どもに言われているように思いました。私たち大人が子どもだからわからないだろうけど、5歳児なんだから5歳児なの。なんて思い込まず、「ぼくはぼく、わたしはわたしだよ。一人ひとりちがうし、ひとり一人をちゃんとみてよ。」という子どもたちの声にしっかりと耳を傾け、できるだけ固定概念に縛られないようにして、子どもひとり一人を見て行けると良いと思います。
保育所保育指針の子どもの発達を示した発達過程に「おおむね6歳」という項目があるので、話し合うなど、みんなで力を合わせて行うといったことに関する部分を見てみます。
仲間の意思を大切にしようとし、役割の分担が生まれるような協同遊びやごっこ遊びを行い、満足するまで取り組もうとする。様々な知識や経験を生かし、創意工夫を重ね、遊びを発展させる(保育所保育指針第2章子どもの発達 2発達過程(8)おおむね6歳)
相手の心に思いを馳せ、何を思っているのか互いに考え合い、想いを伝え受けとめるからこそ役割分担する事ができるのでしょう。言葉で表すと複雑ですが、普通に育てば、子どもたちは自然にそれができるのです。
友達の主張に耳を傾け、共感したり意見を言い合うこととともに、自分の主張を一歩譲って仲間と協調したり、意見を調整しながら仲間の中で合意を得ていくといった経験も重要となります。 【自主と協調の態度】 (解説)
自分自身の内面への思考が進み、自意識が高まるとともに、自分とは異なる身近な人の存在や、それぞれの人の特性や持ち味などに気付いていきます。【思考力と自立心の高まり】 (解説)
自意識の高まりとともに、自分の存在、他の人の存在どちらも大切だということがわかってくる。友だちの意見を受けとめ、共感し、意見を言い合う、その中で自分を主張するだけでなく一歩譲って協調したり意見を調整できるようになるのです。
まさに話し合いをしていた子どもたちの姿だったと思います。たどたどしかったり、ぶつかる部分ももちろんありますが、受けとめること共感すること、自分の意見も主張するが譲るところは譲る。社会の一員となる上で大切な能力をこの頃に身につけてゆくのですから、そこが伸ばせるよう、ひとり一人丁寧に関わりたいと思います。
2013/02/21
2013年2月21日(木)道路・雪情報
積雪量:2〜3センチ
雪が少し積もっています。
雪が積もっていないところでも凍結しているかもしれませんので、
十分注意してください。
2013/02/21
一年間色々とこども達が作った作品を飾り、皆さんに見てもらう作品展がうちの園でもこの間ありました。
私は今年は飾り付けを主にさせてもらったのですが、作品、絵画、一年間通して見るとこの一年間の様子がよくわかります。
色々な思いも詰まっているので、それらがよくわかるようにと思いながら飾りましたがどうだったのでしょうか・・・。
楽しんでもらえてたら嬉しいです。
2013/02/20
5歳児たちがみんなで話し合って、ひとつのことを決めていました。「話し合う」ということに直接関係しそうな事項を、保育所保育指針の文言から拾ってみましょう。
まず、発達の姿です。指針には「おおむね6か月未満 」から「おおむね6歳」まで発達過程を8つの区分で示しています。この区分は、「同年齢の子どもの均一的な発達の基準ではなく、一人一人の子どもの発達過程としてとらえるべきものである。」とあるように、おおむね3歳のところに書いてあることが3歳になっているのにできないからダメ!という評価の基準ではなく、子どもが育ってゆく道筋が示されているということです。
「おおむね5歳」の発達過程から、「話し合う」ことに直接関係しそうな部分を抜き出してみます。
「自分なりに考えて判断したり、批判する力が生まれ、けんかを自分たちで解決しようとするなど、お互いに相手を許したり、異なる思いや考えを認めたりといった社会生活に必要な基本的な力を身に付けていく。」(第2章 子どもの発達 2発達過程 (7)おおむね5歳 本文)
「異なる思いや考えを認めたりといった社会生活に必要な基本的な力」を幼児期にはつけているはずなのに、大人になっているにもかかわらず、違った意見が認められなかったり、自分の意見だけを押し通そうとしている事があるのではないかと、自らをふり返ってみて、少し恥ずかしくなりました。
おおむね5歳の発達過程についての解説には次のようにあります。
「集団活動の中で、言葉による伝達や対話の必要性が増大し、仲間との話し合いを繰り返しながら自分の思いや考えを伝える力や相手の話を聞く力を身に付けていきます。主張のぶつかり合いやけんかが起きても、すぐに大人に頼らず、自分たちで解決しようとする姿が見られるようになります。」【目的のある集団活動】(解説)
大人の指示や命令など干渉する事が多すぎると、「自分たちで解決しようとする」発達を阻害することになります。5歳児たちが話し合っていたとき、担任は真横で見たり、自分も話し合いに入るようなことはせず、少し離れた机で自分の仕事をしていました。一見子どもだけ放置して、自分の仕事をしているかのように見えますが、実は、自分はここにいるからねと子どもに示して、子どもたちがどうしようもなくなって「助けて」と行った時には力を貸せるように待機していたのです。ですから耳はしっかりと子どもたちの会話に向けられています。
「自ら考えながら、自分の気持ちを分かりやすく表現したり、相手の気持ちを聞く力が育つことを通して、子どもは、次第に相手を許したり認めたりする社会生活に必要な基本的な力を身に付けるようになります。」【思考力の芽生え】 (解説)
お互いに認め合うこと、受けとめ合うことの大切さをこの時期に学び、そこを伸ばして大人になってゆくはずです。この観点から自分を見つめ直したいと思います。
2013/02/20
2013/02/20
鞍馬寺の中に鞍馬山保育園はあります。
長〜い石段を登り、山門の大きな屋根の下を通って登園してくる子どもたち。
雪の日は、その屋根に積もった雪がドドドー!!と音をたてて落ちてくることも。
自然のことだから、誰も止める事はできません。ただ気をつける…
でも、その環境で生活していると小さい子も屋根の下を気をつけて通るようになります。
すごいな〜。大人がぜ〜んぶ安全な環境を作らなくても、子どもたちは自然と向き合って
覚えていくんだな〜。
2013/02/19
5歳児がみんなで話し合って一つのことを決めている姿がありました。こういった姿を子どもの発達からみるとどういうことなのでしょう。そもそも子どもの発達とはどういうことで、発達には何が大切なのでしょうか。
保育所保育指針第2章には「子どもの発達」ということが書かれています。
「子どもは、様々な環境との相互作用により発達していく。すなわち、子どもの発達は、子どもがそれまでの体験を基にして、環境に働きかけ、環境との相互作用を通して、豊かな心情、意欲及び態度を身に付け、新たな能力を獲得していく過程である。」(保育所保育指針 第2章 子どもの発達)
とあり、子どもが自ら環境に働きかけることが大切なことがわかります。幼稚園教育要領にも「環境を通して行う教育」ということが書かれています。
「幼児期は自分の生活を離れて知識や技能を一方向的に教えられて身に付けていく時期ではなく(中略)自分から興味をもって環境にかかわることによって様々な活動を展開し,充実感や満足感を味わうという体験が重視されなければならない。」(幼稚園教育要領解説)
大人が何かを教え込むのではなく、子どもが「自ら興味を持って環境にかかわること」が大切なのですね。
そして、保育所保育指針には、「特に大切なこと」として人との関わりをあげています。
「愛情豊かで思慮深い大人による保護や世話などを通して、大人と子どもの相互の関わりが十分に行われることが重要である。この関係を起点として、次第に他の子どもとの間でも相互に働きかけ、関わりを深め、人への信頼感と自己の主体性を形成していくのである。」
大切なのは子ども同士の関わりです。その基礎には大人との関わりがありますが、子ども同士の関係のなかで生まれてくる信頼感と主体性、人を信頼し、自分を信頼し自信を持ってゆくことが主体性を形作ってゆくということなのでしょう。
子どもが育つうえでもっとも大切にすべきことは「社会を構成する一員となる」ということなのだと思います。相手を認め、自分を主張し、意見を交わし合って問題を解決してゆく。皆で話し合って決めるということは、こういうことにつながると思います。
2013/02/19
2013/02/19
最近ちらちら雪が降っていて、たんぽぽぐみ(0歳児)の子達は指を差して「こんこん」と言ってたりしてとても興味津々です。
でも、降っているだけで、中々どーん!!と積もらない中途半端な雪ばかり・・・
見てるだけじゃなくて触ったり、雪遊びをさしてあげたいなーと思いました。