体育の日を含む2日間、保育園はお休みでした。私は収穫した栗がイガに入ったままになっているのが気になって、日曜日の朝は園で栗と戯れていました。イガを外した栗も砂がついたりしていたので、さっと洗って天日で干し、イガに入っているものはイガをむいて干しました。きれいな茶色にピカピカ光った大きな実もあれば、まだ白い実もあります。熟していない真っ白いものは鬼皮と渋皮をうまくむけば、生のままでも食べられるそうです。栗を広明ている時一人の保育士がそう言って食べているのを思い出しました。私も試してみましたが、ほんのり甘いものの少しだけ渋さも感じるといった味でした。
とてもいい天気の朝に、柔らかい秋の日差しと爽やかな風を受けて、静かな園庭で栗をむいていると、とてもゆったりした気分に浸ることができました。
栗はたくさんありましたが、何も考えずにただむいていたら、以外と早くできました。テラスに新聞紙を敷いて栗を並べ、夕方まで天日で干します。まだ白い栗も日にあたると、日焼けするのか茶色くなります。
どれくらいとれたのかと思って、重さを測って見たら、7キログラム近くありました。びっくりです。
どうしたら美味しく食べられるかなと思って、ネットで調べたらいろいろなレシピがありましたが、料理しようと思うと、鬼皮や渋皮をむかなくてはなりません。それは手間がかかりすぎるので断念。どうして食べるかは、保育士や調理師栄養士に任せることにしました。
ネットで栗のことを調べていたら、面白いことが書いてありました。栗を0度くらいで3日ほど保存すると糖度が倍になるそうです。冷やすと栗が冬になったと勘違いしてアミラーゼという酵素が働き、デンプンを分解してエネルギーの元である糖分を作るからだといいます。また、加熱する時に、アミラーゼが活性化する40度から70度のあいだの時間が長くなるようにすると糖度が増すそうです。そうらしいので、とにかくしばらく冷蔵庫で保存することにしました。
今朝、調理に相談したら、今日のおやつをゆで栗に変更するといって茹でていました。自分たちでとった栗がおやつに出てきて、子どもたちも大喜びでした。ゆで栗を半分に切ってもらってスプーンですくって一生懸命食べていたので、7キロ近い栗はすぐになくなってしまったようです。