暦の上では立秋になりました。今日から処暑までの期間が立秋です。昨日の京都の最高気温は36.6度、今日も35度の予報が出ています。コンクリートとアスファルトに覆われた町中に行くと熱風につつまれ,
オーブンの中にいるかのようで、本当に暑いと感じます。鞍馬では、湿度が高いときはちょっと大変ですが、風が吹いてくると涼しさも感じられ、夜になると虫の声が秋を感じさせてくれるようになりました。
学童保育を充実させたいという願いが、めぐみ精舎という新しくできたお寺の施設を使わせていただくことで形になってきました。
立ち上げる前は園の担当者とお寺の担当者が何度も会議を重ね、「すべてのいのちが輝く」ことを目指す場としてのめぐみ精舎の目的や役割、あり方について話し合い、共通理解を深めました。
その場に集う人たちが自分らしく、自由に過ごすことができる。様々な活動や人との関わりを通していきいきできる。楽しく過ごせる。そして、その中に様々な学びや気づきがある。そんな場であると良いという共通理解にいたりましたが、そこに至るまでは、紆余曲折がありました。
最初はみんなが何をどう考えてよいのかわからない状態でした。具体的に目の前に見えているのが、鞍馬山保育園が行う学童保育です。保育園のスタッフはどうしても学童保育の視点で話してしまう。そうするとお寺のスタッフは頭の中が疑問符でいっぱいになってしまう。といったこともありました。
しかし、皆が心を開いて話し合う中で、お互いがお互いの思いを理解し、誰かの発したことばをきっかけにイメージが明確になったりということを積み重ねてある程度の共通理解はできたと思います。
めぐみ精舎は、みんなが自分らしく、いきいきと楽しく過ごせる居場所。
そしてそこで行われる主な活動は、
・鞍馬山保育園の学童保育
・地域開放
・講演会などの学びの活動
という一応の整理ができました。これらがばらばらにあるのではなく、相互に関わる事が大切です。
そんな位置づけで始めた、めぐみ精舎の活動の一つとしての鞍馬山保育園の学童保育。始まったばかりですが、夏休みということもあって、毎日いろいろな子どもたちがやってきては、楽しく過ごしています。