・だしふりかけ
・焼魚
・野菜の梅肉和え
・みそ汁
2012/07/27
2012/07/27
少し前からネムノキが花を咲かせています。子どもたちが通園してくる道にも大きな木があり、道ばたに花がたくさん落ちていました。白からピンクへのグラデーションが美しく、ふわふわとやさしい感触の細い毛で作った刷毛のような花です。正確にはあの細い毛のような部分は雄しべだそうで、花弁はその付け根あたりにあり、花が咲くと先に雄しべが伸びて後にめしべが伸びてくるそうです。
子どもたちが落ちていた花をたくさん拾ってきて、いくつか私にくれました。鼻を近づけてみると、くだもののようなとても甘い香りがします。薄い色の花と甘い香りにスズメガが近づいて来て花粉を運ぶので、花は夜に咲くと言われていますが、昼間も咲いているように見えます。開き始めるのが夕方だということなのかもしれません。甘い香りはしますが、実際に密がある花は限られているそうです。全ての花に蜜を持たなくても、効率よくスズメガに花粉を運ばせるネムノキノ戦略なのでしょう。うまくできているものだと感心します。
どの種も遺伝子を残すために様々な戦略を立てて他の動植物の力を借り、時には利用して、うまく支え合って生きているのです。人間のように考えてそうしているわけではないのに、そういう進化を遂げさせる要因は何なのか、不思議に思えてしまいます。いろいろな戦略をとる種がいて、たまたま生き延びるのに成功した種が残っているということなのでしょうか。
社会を作るという戦略をとることによって進化してきた人間は、切り札のはずの「社会を作る」ことが危うくなってきているようにに感じてしまいます。このままで良いのでしょうか。
ネムノキの名前の由来はやはりその葉にあるようです。夜になると葉を閉じて眠るような姿になります。夕方薄暗くなってからネムノキを見てみると葉が閉じて眠ったようになっています。この眠っている姿を子どもたちが見て、不思議だと思ったり、なにかを感じてくれると良いと願い、子どもたちが見られるようにするにはどうするか考えてみようと思います。
2012/07/27
先日、年少さんの女の子とお話しをしながら歩いていた時・・・・・・
保「知ってる?」
子「知ってません!」
保「行く?」
子「行きません!」
保「お腹空いた~!」
子「お腹空いてません~!」
こんなやり取りをしていて・・・・・
保「内緒☆」
子「あるでしょ~!」
保「ん?ん?(+o+) ・・・意味ちゃうや~ん!(笑)」
大笑いしてしまいました(*^。^*)
2012/07/26
2012/07/26
雨が強い日が続き、みんなで植えた稲は大丈夫かなぁ〜とこども達と一緒に畑に見に行きました。稲は雨にも負けずすくすく大きくなっていてホッとしていると、「これ見て〜!なんかいる〜!」とこども達。何がいるのかと近づいてみると土に穴が空いていてその中に幼虫が・・・。そうです!セミの幼虫の頭が見えていたのです。多分もう少しでセミになって穴の中から出てくるのだったのでしょう。こんなのが見れる機会はなかなかないのでしばらくみんなで観察していました。クチュクチュ少しは動くのですが、まだまだ出てくるまでには時間がかかるかも・・・。と話していると、「踏まれへんようにしんとあかん!」とこども達。「どうしたらいい?」と聞くと、「周りになんかする。」と言ったので何がいいか捜しに行くことにしました。そして、これは?と小枝を見つけてきたので、それで囲む事にしました。出てくる所までは見れなかったですが、こども達の優しさにちょっと嬉しかったです。
2012/07/26
作物を育てるにあたってあまり手を加えず、できるだけ自然に任せて育てる方法をとることにしました。
無精な私でも取り組むことができそうだから・・・ではありません。
様々な作物が、できるだけ自然な環境において、他の作物や作物以外の植物、動物などとの自然な関わりの中で育って欲しいと考えたからです。ですから、土も耕しませんし、水もやりません。雑草と呼ばれる草が生えても引き抜かず、背が高くなるようなら少し切るくらいです。だから、畑に行っても何もすることがありません。
実際いろいろ手をかけなければならないとなると、ちょっと難しいように思います。「結局、無精なだけじゃないか。」という声が聞こえてきそうですね。でも、しっかり育って欲しいと思って毎日畑に行っても何もすることがないのは少し寂しいものです。つい、何か手を出したくなり、それを我慢するのが大変です。
そんな感じですから、時には作物がピンチに立たされることがあります。6月も終わりの頃、植えた直後からあまり元気のなかった2株の茄子が、1株は全ての葉がしおれて腐ったようになってしまい、もう一株も葉が一枚ずつ黄色くなって落ちてゆきます。この茄子くん達はこの土地には合わなかったのかな、残念だけれどもしようがないなとあきらめていました。
そのうえ、7月7日のお泊まり保育の日に畑に行ったら、それまで順調に育って60センチくらいの背の高さになっていたトウモロコシの半分以上が倒れているのです。強い雨のせいだったのでしょうか、原因はよくわかりませんが、斜めに倒れています。これは起こしてあげた方が良いと思って起こしてみますがすぐに倒れます。根の周りに土を盛ろうかと思いましたが、うまくゆきません。支柱を立てて支えようとも思ったのですが簡単にはできませんでしたし、そうした方が良いのかどうかもわからなかったので、「頑張れよ!とうもろこしくん!」と声をかけるだけで、そのままにしました。
お泊まり保育が終わった後の7月9日と10日、出張で東京に行っているあいだもトウモロコシは大丈夫なのかな、茄子は可哀想なことをしたな、と気になってしょうがありません。出張から帰った翌日、トウモロコシを支柱で支えてやろうと畑に行ってみたら、倒れていたトウモロコシはみんなちゃんと起き上がっていました。その時の嬉しかったこと。思わず、「頑張ったな!とうもろこしくん!良かった、良かった」とトウモロコシに声をかけていました。
茄子はどうなっただろうかと思って見に行ったら、1株はしおれた葉の下から小さな新しい葉がいくつも出ていましたし、もう1株は落ちた葉に変わって元気な葉が大きくなっています。もうダメかと思った茄子も、自分の力で復活していたのです。こちらは嬉しいというより驚いてしまいました。
自然の力のすごさを感じてしまうと同時に、「この子たちはきっと大丈夫」とまるごと信じて見守ることの大切さを、茄子やトウモロコシから教えてもらったように思いました。
2012/07/25
2012/07/25
野菜を育てるだけでもそこからいろいろなことを学ぶことができます。畑といっても、様々な形態があり、作物を育てる方法があること。種にも自然に作物が育って実を結ぶことでできる種と、人間が改変を加えて作った種があるり、交配でも今はバイオテクノロジーを使って、自然の状態では交雑することのない品種同士をかけあわせることで作られていることなどなど、たどってゆけば、とても奥が深いようです。
私が知らなかっただけかもしれませんが、私たちがあまり気がつかないところで、新しい品種といって一代限りの不自然な種が作られ、その種からとれる作物を食べているのです。そして、そういう品種を育てるためには大量の化学肥料と農薬が必要でそれを使うことによって肝心の土が硬くなって死んでしまうそうです。
実は土の中には膨大な種類の生物が生息しています。山の土を少しとって紙の上に置いてよく見るとそこには目に見えるだけでも様々な虫がいます。土の表面にいて、人間が見ることができる虫だけでもそうなのですから、土壌の深いところまでの菌類をはじめ人間の目に見えないものまでを考えたら、多種多様な生き物がいるのだと思います。足下の土の中に生き物の宇宙が広がっていると言っても良いかもしれません。
土の中の多種多様な生き物がお互いに自らの役割を果たし、助け合うことで、いのちを育むと同時に、いのち尽きたものを土に還すことをしています。こうしたいのちの巡りがあることが自然なのでしょう。
そんな土の中の宇宙にいらなくなったものをどんどん捨てることはやめた方がよいのかもしれません。星新一さんのショートショートに「おーい でてこーい」というのがありました。ある日地面に穴があいているのが見つかり、何を入れてもいっぱいにならないので、どんどんごみを捨てていたら、後で自分たちの捨てたごみが空から降ってきたという話しだったと思います。話しがそれました。
均質な作物を工業製品のように大量に作り出すことは、一時的には収量が上がり利益も増えるかもしれませんが、長い目で見れば、肝心のいのちの巡りを断ち切って土の下の宇宙を破壊し、結局は破綻してしまうのです。
どうも目に見えるものごとだけを短期的なスパンで、見てしまいがちな気がします。目に見えないところを含め、長い時間のスパンでものごとを考える必要がありそうです。
2012/07/25
鞍馬山保育園には小学生もやってきます。主に学校が休みの土曜日など。
だいたいいつも3から4人程なのですが、その日は一年生が一人。さあ何をしよう?出来るだけ相談をして一日の予定を立てます。
その日は将棋をやってみたい!!と将棋に決定。コマの動かし方から始まって、どうにかこうにか始めると…すっかりお気に入りその日はずーっと帰る前まで・・・
お昼ご飯も挟んでずーっと対戦しましたよ。ステキな出会いになったかな?後日聞いてみたところ、おじいちゃんとも対戦をしたそうで、ブームが来ています。
そして次の週にはその子から始まる将棋の輪が出来はじめ、楽しみが繋がって行っていますよ。
2012/07/25