・ぶりの照り焼き
・野菜のごま和え
・豆腐のみそ汁
2012/07/31
2012/07/31
研修に参加して聞いた睡眠の話しから、健全に眠ることの大切さを改めて感じました。「脳を創り、脳の働きを育て、脳を守る」といわれ、脳の働きと大きく関わっている大切な睡眠、発達期にある子どもたちの大切な睡眠が危機に瀕しています。
3歳以下の子どもたちが1日に何時間寝るかを国ごとに調べた結果があり、日本は11時間半強で世界でも群を抜いて短くなっています。データとしてあがっていた17の国の中では最短です。一番長いニュージーランドの13時間15分くらいと比べると、一日あたり100分くらいも短いのです。最短が日本で、次にインド、韓国、台湾と続いています。逆に睡眠時間が長い方から並べるとニュージーランド、オーストラリア、UKと続いています。地域性や、人種、文化による差も多少はあるかもしれませんが、100分の差は大きいと思います。日本の子どもたちは睡眠不足の状態に陥ってきていると言えます。
睡眠の発達は、新生児は2〜3時間おきに起きるものの1日中眠っているような状態ですが、4〜6か月くらいになると、少しずつ昼夜の区別が出てきて、1歳頃には昼夜のリズムに同調するようになってきます。1〜2歳になると、夜寝ると朝まで目を覚まさないで眠ることができるようになります。これは体内時計が地球の24時間リズムに同調するようになってくるからです。3〜4歳には夜の基本的睡眠時間は10時間くらい、1〜2時間のおひるねをして1日の睡眠時間は11〜12時間、昼寝が少しずつなくなって、学童期には8.5〜10.5時間の睡眠時間になります。
今の子どもたちの睡眠の問題は、睡眠不足の慢性化と蓄積で、それが体内時計を破壊し、様々なリズムが崩れてしまいます。このリズムの乱れが、今増えているという発達障害や、自閉症と深く関わっていることがわかってきたようです。ADHDと診断された子どもの25パーセントに睡眠障害があるという調査結果もあるそうです。
社会生活が夜型にシフトしてきて、お父さんは夜遅くまで残業、夜中でも昼間のように明るい商業施設が至る所にあって小さなこどもが平気でそういうところで過ごしている状況が、子どもにとって良いはずはありません。夜中に小さなこどもを連れてのコンビニ、お風呂に入れる、寝ている子を起こして遊ぶ、居酒屋に連れて行くなど子どもの夜更かしは脳の発達にとって有害であり、もってのほかだと、講師の先生はおっしゃっていました。
一番問題なのは慢性的な睡眠不足で、何日も眠らないことより危険なのだそうです。慢性的な睡眠不足が記銘・記憶を司る海馬の発達を抑制する。体内時計を破壊し生体リズムが乱れ、疲労感が強く日常生活にメリハリがなくなる。その結果脳の働きのバランスが崩れて、幼児期では機能の落差が大きいと発達障害的症状が現れ、学童期以降では、朝起きられず、学習困難、疲労感が強く不登校状態となるそうです。
大切さはわかっているつもりなのに、ついつい不規則になりがちな睡眠をもう一度見直した方が良さそうです。
2012/07/31
きっとこれを読んで下さっているみなさまも言ったことがあるのではないでしょうか?
なぜみんな扇風機の前で「ワレワレハウチュウジンダ」って言っちゃうのだろう?
きっと自分の声が別の声に聞こえておもしろいからなんでしょうけれど、
一体いつから?
元々を探すと・・・なんと1957年の「地球防衛軍」という映画に出てきたミステリアンという宇宙人が初めのようです
55年もの間子どもの間に受け継がれてきたんですね。そして扇風機のある限りきっとこれからも…
ありがとう地球防衛軍
2012/07/30
2012/07/30
早寝早起きして、25時間周期の人間の体内時計をしっかりと24時間周期の地球時計に合わせることで睡眠リズムが形成されます。どうして毎日体内時計をリセットしてリズムを合わせるような複雑なメカニズムになっているのでしょう。体内時計はいつも正確に25時間ではなく誤差が生じます。その誤差を調整するために朝の光を浴びることで、リズムをリセットしているのだそうです。
ところで私たちはどうして寝るのでしょう。身体を休めるためでしょうか。先日受けた研修の講師 兵庫県子どもの睡眠と発達医療センターの三池輝久氏は、「睡眠の役割は、脳を創り、脳の働きを育て、脳を守るためだ」とおっしゃっていました。
新生児期の睡眠の50パーセントはレム睡眠だそうです。レム睡眠はactive sleepともいわれ、脳は活発に活動しています。このレム睡眠の間に新たな体験を脳が学習記憶するために神経回路網を構築しているのです。これが、脳を創るということだそうです。
脳には海馬といわれる、タツノオトシゴに似た形の部分があり、記憶を司る働きをしていますが、この海馬は眠っている間に働く知識工場だそうです。眠っている間に、経験したことを何度も再生して確かめて知識を作り、昨日までの知識と合わせて、より高度な知識を作る。そうして知識を確立しています。この海馬が最もよく働くのが、午後10時から午前2時で、成長ホルモンもこの時間に良く出るそうです。これが脳を育てるということです。
そして、脳内の神経細胞ニューロンの接合部分に信号を伝達するシナプスという部分があり、グルタミン酸などの化学物質を使って情報を伝達しています。しかし、グルタミン酸が多くなりすぎると、ニューロンが自らを殺すアポトーシスが起こる原因となります。眠っている間に、この余分な神経伝達物質が取り除かれるのですが、これが脳を守るということなのだそうです。
眠るということの重要性、特に乳幼児期の良質の眠りが大切なことを再認識しました。講師が「眠りは生命力そのもの」とおっしゃっていたのが納得できます。
2012/07/30
いろいろなクラスのお手伝いに入る事が多いのですが、前日に0、1才児のクラスに給食室のお手伝いに入っていた日の事です。
ドアごしに1才児の男の子が歩いているのが見えました。私と目があった瞬間、「えっ?なんでそこにいるん?」っていう顔つきをして足が止まりました。そしてしばらく私の顔をジーッと見てます。その後、何度も何度も私の方を振り返りながらとぼとぼ歩いていきました。
彼の頭の中は??マークがいっぱいだったのかな〜
2012/07/29
ネムノキが葉を閉じて眠るようになる就眠運動はなぜ起こるのか、どうやら詳しいことはわからないようですが、単純に明暗だけがその要因ではないようです。調べてみると、生物時計によって制御された24時間周期の運動だとありました。気をつけてみていると、午後6時頃にはネムノキノ葉は全て閉じて、眠ったようになっていました。
眠りといえば、先日ある研修で、睡眠について学ぶ機会がありました。ヒトの生活全てにリズムがあります。おおむね1日を周期とする概日リズム(サーカディアンリズム)はよく知られています。その他にも数十分から数時間の周期のウルトラディアンリズズム、約半日周期のサーカセメディアンリズムなどのリズムがあるそうです。
人間の生物時計(体内時計)は25時間周期になっているそうです。外の世界の様子がわからない部屋で自由に過ごすと、起きる、寝るのが1日1時間ずつ遅れ、約2週間で昼夜逆転したといいます。普通の環境では朝起きて太陽の光を浴びることで、この25時間周期の体内時計をリセットし、地球の24時間周期に合わせているといわれています。どうして、人間の体内時計のリズムは25時間なのかはよくわからないようです。地球に住むことが前提なので、24時間になっていれば、わざわざリセットする必要がなさそうなものなのに、不思議ですね。きっと、まだ私たちが気付かない意味があるのでしょう。
サーカセメディアンリズムは、皆さん経験があると思いますが、お昼ご飯を食べた後に眠くなるあれです。いわゆるおひるねの時間です。この眠気に従って少し昼寝をすることで、脳を休めることができるので、午後の活動がしっかりとできるのだそうです。そういえば私自身も、昼食後どうしようもなく眠いときは、15分以内で寝ることがあります。実際そうすると、眠りそうになりなるのを我慢しながら仕事をしているよりも、起きてからずっと効率よく仕事をすることができます。机に突っ伏していても、少し脳を休めているだけで、決してサボっているわけではありませんので・・・
眠りにはレム睡眠(Rapid eye movement sleep)とノンレム睡眠があることはよく知られています。レム睡眠は眠っているのに眼球が良く動き、身体は動かなくても脳は活動していて、神経発生、シナプス活動、情緒的及び神経発達、学習や記銘・記憶形の支援的な役割を果たしている眠りです。ノンレム睡眠は眼球が動かず脳が休んでいる眠りで、起きてからの恒常性のバランスを復元する役割を果たす眠りです。このレム睡眠とノンレム睡眠が起こる90分から110分のリズムをウルトラディアンリズムというそうです。また、新生児が昼夜に関係なく2〜3時間ごとに目を覚ます眠りも、ウルトラディアンリズムというそうです。
人間も含め、生物はいろいろなリズムで生きているのですね。
2012/07/29
2012/07/28
ネムノキの花が咲き、当園途中にたくさんの花を拾ってきていた子どもたち、良いにおいがするとか、ふわふわしているとか、いろいろに表現しながら、「先生あげる」と持って来てくれました。ネムノキについて、興味をもっているときにその興味をもっと深めてくれればとの思いから、夜になると眠るように葉を閉じるところを見せてあげようと思いました。
そこで、午前中に枝の先の方を少し頂いて、小さな瓶に活けて箱に入れて暗くしてみました。昼食後子どもたちが見られると良いと思っていましたが、箱を開けてみたら少し葉が閉じ気味ながら、あまり違いはありません。子どもたちがおひるねから起きて来る頃まで暗いところに置いてみましたが、どうも葉が閉じる様子はありません。一晩暗いままにしておいて翌朝ならどうだろうと考え、朝に見てみたのですが、見たときには既に葉は開いていました。夜の間に閉じたのかどうか、確認しなかったのも悪かったのですが、どうも単純に明るさだけで葉を閉じているようではないようです。人間のように生活のリズムを持っているのかもしれません。
暗いところに置いて、葉が閉じている状態から、明るいところに出すと、葉が開くところを見られると良いという私の浅はかな企みは、見事失敗しました。自然はそんなに単純ではないようです。
思惑通りに事は運びませんでしたが、ネムノキノ枝を見せて、「何か知ってる?」と聞くと、ちゃんと「ネムノキ」と答えてくれました。なぜ「ネムノキっていうか知ってる?」の質問には「夜になると寝るから」と答えます。そのことはちゃんと知っていました。それならなおさら、子どもたちと一緒に葉が閉じたネムノキを見てみたいものです。もう少し挑戦を続けてみようと思います。
2012/07/28
プールが始まりました!火曜日と木曜日にさくらぐみ(2歳児)から順番に30分づつぐらいの時間をとって入ります。2年ほど前に大きなプールが鞍馬山保育園にもやってきて、夏の遊びがグンと広がりました。
さくらぐみ(2歳児)のプールは9時半からなのですが、一番ということもありちょっと早くから準備をして、少しでもたくさん入れるようにしています。プールの時は、みんなで染めたオレンジの水着用パンツをはいて準備OK!
水遊びが得意な子を先頭に、どんどんいろんな事が出来るようになってきてビックリです。
そんなプールでの1コマ!保育士が立ってトンネルをつくり、くぐる遊びをしていました。みんな楽しくて何度も何度もくぐっていたのですが、保育士が「みんな楽しそうやな~」と言うと、それをを聞いていたクラスで一番小さな女の子!「先生もしたら?」と自分も立って待ってくれていました。自分もやって楽しかったから、先生もしたいのかな?と思ってくれたのかなぁ~?
気持ちが育ってくれているのを実感してうれしくなりました。