2012年 6月

聴くこと・話すこと

2012/06/27

いろいろな人が一緒に何かをしようと思うと、コミュニケーションが欠かせません。伝えたつもりが伝わっていない。わかってもらっているはずだと思っていてもわかってもらえてなかった。少しことばを足すことでわかりあえることが、一言足りないために誤解につながるといったことが少なからずあります。
わかり合うためには、相手の話を自分のことのように聴くことと、自分の想いを伝えるときに、どうすれば相手に伝わるかをよく考え、心を尽くして伝えることが大切です。いつもそれを意識していないと、ついぞんざいになってしまうことがあります。

ですから、敢えて心を開いて話し合う機会を設けることも必要なのです。先日、知り合いの会社の皆様にご来園いただいて、そんな研修に取り組みました。総勢22人が丸く輪になって座り話をします。まずは自己紹介ですが、みんな緊張気味なのでまずはアイスブレイク。場が少し和んだところで、「理念のために実践していること」などいくつかのテーマに沿ってひとりずつ話をしてゆきます。その後、3人から4人の小さなグループに分かれてさらに話し合いました。全員で話したときはなかなかことばが出なかった人も、小さなグループで他のメンバーが心を傾けて聴いてくれているという安心感のなかでは、心を開いて話すことができたようです。途中何度かメンバーチェンジをして話し合うことで、話も弾みました。あっという間に時間が経ち、終了予定時間を過ぎてしまいましたが、まだまだ話したそうな人もたくさんいました。

最後にもう一度全員で丸くなって、研修の感想を話し合いました。その中で、悩みが解決したわけではないけれど、「話しができて嬉しかった」「心が軽くなった」という感想をたくさん聞くことができました。

自分の話を丸ごと受けとめてくれる人がいると思うと、心を開いて話をすることができる。そうすると、相手の話も丸ごと受けとめようとする。そんな連鎖反応が起これば、いろいろな話しができて気持ちを分かり合うことができるのです。
また、いつもの職員だけではなく、異なる立場の人がいらして頂いたおかげで気分が変わり、皆さんがしっかりと受けとめる姿勢を示してくださったからこそ、さらに心を開くことができたのだと思います。

聴くことと話すことがありますが、まず大切なのはしっかり聴くことだと思います。そこからはじまれば、話しやすくなっても来るのではないでしょうか。子どもだってまずは丸ごと受けとめるっていいますものね。

せっかく、嬉しい体験をしたのです。これからは、普段からお互いにこういう姿勢で話し合いができるようにしてゆきたいと思います。だって、こんなに楽しい気持ちになれるなら研修の時だけにとどめてしまってはもったいないし、いつも一人ひとりが聞くとき話すときにはに意識するようになれると良いと思います。

研修を手伝ってくださった会社の皆様にはいくら感謝しても感謝しきれません。ありがとうございました。

コチョレート

2012/06/27

スーパーマーケットの絵本を読んでいた時のことです。

お菓子売り場の絵が出てくると

「コチョレート!コチョレートがいい!」とつぶやく子がいました。

なんだかとーっても可愛い言い間違い!

乳幼児期ならではの可愛らしい言い間違いが好きです。

思わずほんわか笑顔になってしまいます(*^^*)

きょうのごはん

2012/06/26

・ごはん

・ぶりの照り焼き

・野菜のごま和え

・豆腐みそ汁

チームの基本

2012/06/26

当園の職員と、知り合いの会社の皆さん、総勢22人で行った研修、いろいろな学びや気づきがありました。

みんな人と人の関わりのなかで生きています。保育園であれ、会社であれ、組織など人が集まり一緒に何かをするところでは、人と人の間のことがいろいろと問題になってきます。べつに組織に限ることではありません。人間が生きてゆくためには、他の人との関わりは必然です。ヒトは社会を作って生きてゆくように進化してきたので、あたりまえのことです。だからこそ、そこが大切なところなのです。

前にも書きましたが、人は一人ひとり異なる存在です。そんなこといわれなくてもわかっています。でも、どうしても相手も自分と同じように考えているという前提で話をしがちです。そうすると相手の想いとのにずれが生じ、それを放っておくとどんどん距離が開き、溝が深まり、壁が高くなってゆきます。だからこそ、そうならないための努力が必要なのです。同じ理念のもとで活動するチームの間には必ずその努力が必要です。

その手段は「ことば」しかないように思います。テレパシーでも使えるか、相手の心が読めるのなら別ですが、それはできそうにありません。話をするときには、どうすれば相手に伝えたいことが伝わりやすいかをよく考え、丁寧に伝える必要がありますし、話を聴くときは、耳だけではなく心を傾けて聴くことをしなくてはなりません。

ひとつのことばでさえ、人によって解釈が違うのですから、そこから始める必要があると思います。私にとっての「やさしさ」と他の人にとっての「やさしさ」は微妙に違うはずです。

話すことと、聞くことをお互いに丁寧にすること。それが最近職員間で少し不足していたかもしれません。なんとなく伝わらない感、わかってもらえない感が漂っていました。
今年度は職員のチームワークを高めることを大きな目標にしているのですが、少し逆戻りしていたようです。

栄養

2012/06/26

おやつにオレンジが出たときのことです。

オレンジの薄皮を残そうとした○○くんに
△△くんが「残したらあかんでー!栄養とらなあかんにゃでー!」と言っていました。

オレンジの薄皮にも身体に必要な成分が含まれていることを△△くんは知ってるんやなぁ(^_^)、と思うと嬉しくなりました。

また、「栄養」と言うと、とても難しく考えがちですが

もっと、もっとシンプルでいいんだよ、
と△△くんに教えてもらったような気がしました(^。^)

きょうのごはん

2012/06/25

・ごはん

・大豆の五目煮

・だしふりかけ

・野菜の和え物

・吸い物

おもいやり

2012/06/25

先日、職員全員が参加しての研修を行い、保育がが終わった夕方から夜遅くまで熱心にとりくみました。知り合いの会社の方々が、わざわざ東京から大勢でご来園くださり、研修を手伝ってくださいました。

私たちのために遠くから大勢で来ていただくのだから、皆が心を尽くして迎えるようにしたいという想いから、2人の職員が担当してどうおもてなしすると良いのか、忙しいなか時間を割いていろいろと考えてくれました。おもてなしといってもそんなに特別なことができるわけでもなく、どうすれば良いのかずいぶん考えていたようです。そして、少しでもみんなの心が和むようにと花を用意したり、リラックスして研修できるようにと会議用の机に暖かい色のテーブルクロスを敷いてドリンクバーをしつらえ様々な飲み物やお菓子を用意してくれました。そして、担当者任せにするのではなく全員が気持ちを運ぶようにしたいと、一人の職員がパウンドケーキを焼いたものをみんながひとつずつラッピングしました。

そうして皆さんを迎えたのですが、いらしてくださった皆さんも、天然酵母で作った手作りパンをその日の朝から焼いてきてくださったり、甘麹という甘酒の元のようなものを作って持って来てくださいました。甘麹をご持参いただいた豆乳に入れると、砂糖を全く使っていないにもかかわらず、やさしい甘さの飲み物ができあがります。また、これを小さなカップに入れて冷凍すると、さわやかなデザートになります。それらのものを手間暇かけて作り、東京から新幹線に乗って持って来て頂いたと思うととても心が温かくなりました。

相手のことを想い、どうしたら喜んでもらえるのかと考えること、相手の気持ちに心を運ぶこと、「おもいやり」です。おもいやりはお互いの心を温かくします。それは特別な場合ではなく普段の生活のなかでこそ大切にしたいことです。

子どもたちに接するとき、この子は今何を求めているのかなと一人ひとり違う子どもの心に想いを運ぶこと、それができて初めて保育ができるのです。子どもの心を想い、子どもの心に寄り添うことが保育のはずです。決して大人が子どもたちをひとくくりにして動かそうとすることではないのです。
思いやりは、いつも自分自身がそう生きていないと発揮できないと思います。小手先ではない、自分の生きる姿勢こそが保育なのですね。

研修を手伝ってくださる皆様をお迎えすることを通して、改めてそのことを重く受けとめ、心に刻み自分自身を大いに反省する機会になりました。

かえるの着替え!

2012/06/25

 今月の歌でも紹介している”おたまじゃくし体操”をきっかけに、モリアオガエルの卵をクラスで育てようとお寺の本坊までとりに行ってきました。 

 本坊ではお寺の職員の方にモリアオガエル、アカハラ、ヤゴなどに触れさせてもらったり、話を聞かせて頂いたおかげで、生き物が苦手な子が多いさくら組みですが「こわいよ~」と言いながらも見ずにはいられない感じで、バケツの中をのぞき込んではうれしそうにしていました。

モリアオガエルがカメレオンのように色を変えたり、脱皮をする話を聞いていた時”脱皮”という言葉が少し難しいと思ったので「ダンゴムシの話でみたやろ~?服を脱がはるねんで!」と保育士が付け加えると、Sちゃんがびっくりした顔で振り返り「ひとりでぬがはるの!!」と真剣な顔・・・

思わずギュ!としたくなる一言に和まされた保育士です。

くらまお楽しみ交流会

2012/06/24

 小学生と手をつないで入場です

鞍馬小学校の皆さんから招待を受けて、5歳児の子どもたちが小学校を訪れました。「鞍馬お楽しみ交流会」と銘打って小学生と5歳児が楽しく過ごすという企画で、どんなことをするのかその内容は小学生達が考えてくたそうです。

雨が降るなか電車に乗っていきました。貴船口駅から小学校に行くまでの間の鞍馬川に橋がかかっていて、雨で増水した川が水しぶきを上げ激しく流れているのが見えます。子どもたちは「すごい水が流れてる」「なんかこわいな」といいながら濁流を見ていました。

小学校に着くと小学生達は体育館で待っていてくれていて、

    ゲームを楽しみます

体育館入り口から小学生と手をつないで入場、対面して座り、自分お名前と好きなことをそれぞれにいう自己紹介から始めます。私は内心、園児達は恥ずかしくてうまく言えるのだろうかと少し心配していました。でも、すぐにそんな心配は必要ないことがわかりました。多少緊張はしているものの、みんなはっきりしっかり自己紹介していました。

できるかな・・・なんて思ってしまってごめんなさい。

その後一緒に歌を歌ったり、ゲームをしたりすると、

    うたもうたいます

子どもたちはすぐに打ち解けて楽しそうに遊んでいました。楽しい時間はあっという間に過ぎ、まだまだこれから楽しく遊びたいと思った頃には終了の時間です。

短い時間でしたが、園に帰っていつもより少し遅い昼食をとりながら、子どもたちにどうだったと聞いてみると、とても楽しかった!また行きたい!という答えが返って来ました。

小学生の皆さん、ありがとうございました。

きょうのごはん

2012/06/24

6月23日の献立です。アップするのが遅れてすみません。
・スパゲッティ

・ミモザサラダ

・わかめスープ

 

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