2012年 5月

きょうのごはん

2012/05/09


・ごはん
・ウィンナー炒め
・春雨のマヨネーズサラダ
・吸い物

お散歩

2012/05/09

ゆり(5歳児)ひまわり(4歳児)がお散歩へ行きました。今回の行き先は.鞍馬山山頂付近の「木の根道」でした。

途中本殿では桜が咲いており風が吹くと桜がまってとてもキレイだったり落ちている桜の花びらを口にあて吹くとピーとキレイな音が鳴りこども達は大興奮…(笑)

最初は鳴らず苦戦していた子も吹き続け最終的には吹けるようになり「せんせいできた〜」と笑顔を見せて自慢気に話す姿が見られました。

そして木の根道では….
・木登りする子
・鬼ごっこする子
・ごっこあそびする子
などなど…みんながしたい遊びをして過ごしました。

未来の食卓

2012/05/08

食べること、食べるものを気にしていたら、「未来の食卓」というフランスの映画を見つけました。ドキュメンタリー映画で化学物質が健康に与える影響の大きさを訴えるところからはじまります。

私が衝撃的だと思ったのは、農作物を育てるために使われる農薬とその影響です。農薬を使う農家の人々への健康被害がとても大きいのです。近親者の多くががんを患ったり、農薬を散布したあとは、8日間排尿できないという人や3日間鼻血が止まらないと言う症状を訴えていた農家の方もいらっしゃいました。実際に神経障害にかかってしまい、集中することができなくなり考える事ができなくなり情緒も不安定になったという人の話しが、衝撃的でした。その人は、自分だけでなく息子さんも重い病気にかかったことを涙ながらに話していたシーンは見ていて辛いものがありました。
フランスの農薬、特に殺虫剤の使用量は世界でも2〜3番目に多いというデータが伝えられるシーンもあったので、フランスが特別なのかもしれませんが、ガンを初めとした様々な重い病気にかかる子どもが多いことを知りました。

みんな農薬をつかわないほうが良いことはわかってはいるのですが、生産量の減少などが心配でなかなかオーガニックに切り替えることができないようでした。
映画の中でもあったのですが、化学肥料や農薬を多用すると土が固くなって死んでしまい、雨が降っても水が浸透せず、表土を洗い流してしまい、すぐに痩せてしまうそうです。

バルジャックという村が学校給食で提供するメニューの全てを地元でとれるオーガニック食材にしてゆくという村の取り組みを中心として、地産地消を進め、子どもたちの意識を高めそれによって保護者の意識が高まり、住民が環境問題への意識を高めてゆく様子が描かれています。
子どもたちが授業の中で、地下水の汚染について学んでいるシーンもありました。オーガニック給食を出発点に環境問題を学んでいるのでした。また、菜園活動を通して、食や環境についても学んでいました。

バルジャック村の村長さんの発言を紹介しましょう。「費用がかかるというが健康は値段の問題ではない」「我々の村議会では会計を優先しない。先に費用の心配をするな。」「相談相手は自分の良心、それしかない。」

私たちが大切にすべきことは何なのでしょう。よくよく考えてみる必要があると思います。子どもたちには何の責任もありません。未来の食卓は、いや、今現在の食卓はどうあるべきなのでしょう・・・

くしゃみ

2012/05/08

4月に入園してきた12名の新入園児さんも少しずつ少しずつ、保育園に慣れてきました。
少し園になれてきた頃でした。3才の○○ちゃんの服の着替えを手伝っていた時の事。
私はそばでくしゃみをしてしまいました。するといきなり、○○ちゃんが「先生、だいじょうぶ?」って、ちっちゃな瞳をまんまるくして私の顔をのぞきこんで聞いてくれました。
私は思わず、「だいじょうぶ、ありがとう」と答えたんですが、その日は1日中あたたかい気分に包まれました。

食材のいのち

2012/05/07

何を食べますか?スーパーに行けば、様々な食材を手に入れることができます。食材だけではなく、加工食品や調理済みの食品も数多くあります。いつでも好きなときに、好きなものが食べられてとても便利です。

その便利な食品は何からできているのでしょう。食品の原材料名という欄にはいろいろなものが書かれています。その中には、名前を聞いたことがないカタカナ表記のものがあったりして、何だろうと思ってしまいます。食品添加物です。食品添加物は食品を作るために使われるもの、味や見た目を良くするもの、保存性を高めるものなど様々な種類があります。また、天然由来のもの、化学合成のもの様々です。必要だから使われているのだと思いますが、子どもたちにはできるだけ自然のままに近いものを食べさせてあげたいものです。また、野菜でも育てられるときに農薬や化学肥料ができるだけ使われていないものを選びたいと思います。

食べるということは、自分の命をつなぐために、他のいのちをいただくということです。私たちの命をつないでくれるいのち、その食材のいのちもできるだけ活かせることを考えたいと思っています。できるだけ食材の捨てる部分を少なくして使い切ること。できる限り素材の味を活かして調理すること。また食べる人が「自分の命をつないでくれてありがとう」と食材に感謝することもそうですし、できるだけ不自然なものを加えない自然のままの食材をつかうことも大切だと思います。できれば、野菜などは自給自足したいくらいです。

もちろん、全てをかなえることは難しいのが現状です。しかし、できるだけ自然に近い食材を使うようにしたい。みんながそう思っています。そんな願いを少しずつでも実現してゆきたいという、調理担当職員の熱意で、最近園で使うパンを変えました。知り合いのパン屋さんに頼んで、特別に自然な材料だけで作ってもらうことにしたのです。天然酵母を使って、じっくりと時間をかけて作ってくださるパンは、余分なものが入っていないのでとてもやさしい味です。

少しずつではありますが前進してゆきたいものです。

「すべてのいのちが輝く」を目指して。

5月人形

2012/05/07

桜が綺麗に咲き、毎日気持ちいい日が続いていますね!この時期は園にも鯉のぼりや5月人形を飾ります。この間、私が5月人形を飾る事になりました。で、毎年はこどもが寝ている間や外で遊んでいる間に飾るのですが、今年は雨が降ったのもあり、こどものいる前で飾ったらどうかなと思い、準備をしていました。(お家ではお父さん、お母さんとこどもも一緒に飾ったりしますもんね!)
するとやはり興味津々に「なにやってんの?」と声をかけてくるこども達。「5月人形飾るねんで。大将さんやで〜」と答えながら作業を進めていると、「手伝いたい!いい?」という声がでてきたので、「いいよ!ここ持っててくれる?」とお願いしながら数人のこども達と一緒に土台の段を作りました。
やはり男の子の方が興味津々で手伝ってくれていて、しっかり持ってないとネジが上手く止められない事もわかり、声を掛け合ったりして、とても頼もしく私もとても助かりました。そして「あ〜、こうやってみんなで飾るのもいいなぁ〜」と思いながらとても楽しく飾る事ができました。
で、ある男の子が「なにやってんの?」と聞きにきて、近くにいた男の子が「かぶと!」と言うと「ん?木とかにいるかぶと?」と目をまるくしている一場面もありましたよ。

きょうのごはん

2012/05/07


・ごはん
・だしふりかけ
・肉じゃが
・ツナサラダ
・具沢山汁

「食」への興味

2012/05/06

食べるということは大切なことだというのは、みんなよくわかっています。では、何をどう食べるのか・・・

今は、お金さえ出せばいつでも好きな物を買って食べられるようになりました。食材を作ることはもちろん、調理をしなくても、深夜でも早朝でも、できあがったものを買うことができます。「あたためますか」と聞いてもくれます。

それだけ簡単に食べ物が手に入るようになると、食べ物のことをあまり気にかけなくなります。もちろんおいしいものを食べたいという欲求はあるとは思いますが、どうすれば野菜が育つか、この魚はどこからきてどのように調理されたのか、別に気にしなくても空腹は満たせます。調理をすれば、気にせざるを得ないことがそうしなくてすむのです。ついつい便利さにまけて、できあいのもので食事を済ませてしまいがちなのもよくわかります。しかし、こればかりになってしまったら、家で料理をする人がいなくなってしまいます。子どものままごとのモデルもいなくなるのです。何よりも身体にとってどうなのでしょうか。日本が誇る食文化はどうなってしまうのでしょうか。空腹を満たすこと、栄養補給だけが食事の意味ではないはずなのに、このままでは食に関する子どもたちの関心がどんどん薄れてしまいそうです。

私が小学生の頃は、土曜日が「半ドン」といって午前中だけで学校が終わり、家に帰ってお昼ごはんを食べていました。両親とも仕事をしていたので、私は土曜日の昼食はいつも弟と2人で、なにかしら作って食べていた様に思います。そんなときモデルにするのが親が作っていた料理です。どんな材料を使ってどれくらいの大きさに切って、どう調理すると良いのか、見よう見まねで覚えていたのだと思います。親が家で料理をしないと、子どもたちはそんなことも学べなくなってしまいます。

まずは、子どもたちのなかで、食べるということが、あたりまえのことではなく、興味関心を持って欲しいと思います。野菜がどうやって育つのか、どんなに手間暇をかけて育てるのか、肉や魚は・・・ どんな調理をすれば、どんな味になるのか、子どもたちの興味を引きそうな楽しいことは、たくさんあります。

食べること

2012/05/06

「食べる」ということはとても大切なことです。食べないと自分の命を繋いでゆくことができません。では、人間が食べるということは、生命活動を繋ぐための栄養補給だけすればよいのでしょうか。

人間は社会を作って生きています。そのことによって他の動物とは異なる進化をしてきました。家族は、複数の人が集まって生きる社会の最少単位です。それと同時に共に食べる、共食の単位でもあります。同じものを分かち合って食べることによって家族になり、共同体となったのではないでしょうか。

NHKスペシャル「ヒューマン なぜ人間になれたのか第3集 大地に種を蒔いたとき」を見ていて驚いたことがありました。狩猟採集生活から農耕定住生活へと移ってから、人間同士の争い、戦争が頻繁に起こるようになったというのです。狩猟採集生活では、獲物を追って移動することが基本だったので、それほどぶつかることはなかったのですが、農耕をして定住するようになると、農地を奪われることがそのまま死につながるので、農地は死守しなくてはならなかった。だから周辺の村との争いが起こったというのです。しかし、常に隣人と争い緊張関係にいるだけでは大変なので、緊張を緩和する方法がとられました。それは緊張対立関係にある異なる部族が共に儀式を行い、貴重な食べ物、ご馳走を分かち合うことだったのです。パプアニューギニアの山奥、マルケ村の人々は原始的な農耕による自給自足の穏やかな生活をしていますが、数年に一度隣のポカリ村の人たちと争うことがあるそうです。

しかし、ちょっとした争いがあったとき、結婚式などの祝い事があるとき、対立する隣村の人たちと貴重な豚を分け合ってみんなで食べます。「そうすると仲良くなれる。我々は仲間だという気持ちになれる。」というのです。儀式におけるご馳走が争いを避ける切り札だったと番組は結んでいました。もちろんそこには共に食べることが含まれているのです。人間が「食べる」ということの持つ、ただの栄養補給を超えた意味の深さと重要性が表れているのではないでしょうか。

その他にも、食べることには文化の伝承、心の交流など重要な意味を持っています。特に子どもたちが育つ過程で様々な人と食卓を囲み、食事を共にすることが大切なのです。

そこで、考えるのが、みんなで共に何を食べるかということです。

*この記事は5月5日分です。アップし忘れていて、気がついたら日が変わっていました。ごめんなさい。

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