2012年 3月

レゴブロック

2012/03/03

レゴブロックは誰でも知っているおもちゃのひとつといってもいいかもしれません。私も子どもの頃このブロックでよく遊びました。ピースをつなげて曲線などを表現するのは難しくて苦労しましたが、そこを工夫するのが楽しかったのを覚えています。よく考えてあって、いろいろなつなぎ方ができるのですが、厳密に言えば決まった場所でしかつながらない、つながるポイントは限られている、いってみればデジタルなつながり方です。
これに対して積み木は、つなぐことはできないのですが、位置を微妙に調整しながら重ねたり並べたりできます。レゴブロックがデジタルなつながり方なら積み木はアナログなつながり方といっても良いかもしれません。どちらもそれぞれにおもしろさがあります。

私が子どもの頃は単純な基本形のピースしかなかったのですが、今は様々な形のピースがあって、かなり複雑な形のものも作れるようになっています。レゴ社のホームページを見ると1歳半くらいから遊べるものから、大人でも難しそうなものまで10種類ものシリーズがありました。

うちの4歳になる三男は、今レゴブロックに夢中です。彼が専ら遊んでいるのが、映画「カーズ2」のシリーズです。シリーズのうちのいくつかを持っているので、最初はそれを組み立て説明書通りに作っていました。といっても最初から自分で説明書を見て作れるわけではなく、私や兄たちと一緒に組み立てていました。そのうち自分で説明書を見て自分で作ろうとしますが、なかなかうまくゆきません。

レゴブロックの説明書は、様々な国で使われることを前提としているので、ことばによる説明はありません。ですから、よく見れば子どもにも理解できます。しかし説明書の順番や部品の数が数字で示してあるので、数字が読めないと部品をいくつ用意すれば良いのか、どの順番なのかがわからないのです。

そのうち、彼は説明書に縛られるのをやめたらしく、自分で自由に作り始めました。いろいろな部品を自由自在に組み合わせて、全く別の物を作っていました。子どもの想像力には脱帽です。私などはどうしても説明書通りに作らないといけないという固定概念に縛られてしまいます。

もう一つ「クリエーター」というシリーズのひとつがあります。こちらは部品点数も多く、少し高度なので、「作って」とせがまれます。これもとても良くできていて、ひとつのセットで3種類の完成形があるのです。同じ部品を使って3種類のものを作れるようにするための設計はかなり大変なのだろうと思いました。また、レゴ社のホームページにはテクニックというかなり高度なシリーズがあり、ひとつ欲しくなってしまいました。

ホットケーキ

2012/03/03

先日、年長組のお友達とクッキングをしました。って言うか勝手に参加させてもらいました。

ホットケーキを作りました。

粉を混ぜ、ホットプレートで焼きます。

「ホットケーキがぷくぷくしてきたらひっくり返すねんで。」と言ったり「ホットケーキは押さえたらあかんねんで。」と」言ったり子どもたちはよく知っています。

ひっくり返すのも自分たちでします。
いよいよひっくり返す時がきました。今までおしゃべりで賑わっていたのに突然シーン・・・・・
「よっ!」の掛け声と共に上手にひっくり返します。

自分で作ったホットケーキを食べておなかいっぱいになってとても幸せそうでした。

 

ひなまつり

2012/03/02

3月3日の前日ですが、園ではひなまつりの行事を行いました。1ヶ月ほど前からひな人形を飾って子どもたちは楽しみにしていました。ひな人形は30年近く子どもたちを見守ってくれています。ひな人形の飾り方、特に男雛と女雛の左右はどちらもあるようです。一般的には、男雛を右(向かって左)に飾ることが多いようですが、男雛を左(向かって右)に飾る方法もあります。昔は日本では左が上座だったので、天皇は左側だったのですが、明治以降西洋にならって大正天皇からは天皇が右になったそうです。ですから、貴族のあいだで飾られ、装束は有職の作法に従って忠実に再現された有職雛などは男雛が右に飾られているものが多いようです。

行事は、全園児がおひな様の前に集まって、ひなまつりの歌を歌い、ひなまつりが流し雛の風習から始まったという内容の紙芝居を読んでもらっていました。0歳児から5歳児までが一緒に楽しむ時間ってとってもいいなと思いました。

ひな祭りの日の昼食はちょっと特別です。こちらも全園児が1つの部屋に集まって一緒に食べます。3・4・5歳児には銘々にお膳が用意され、ご飯、汁物、和え物、焼き物、煮物のお皿を並べて食べています。こんな食べ方もあるというのを知ってもらおうと、お膳を使って食べることを20年ほど前から行っています。以前は毎月1回この方法で食べていたのですが、園児数が増えてから、年に4回になりました。いつもと違う食事の方法に子どもたちはうれしいのか、食事も進むようで、大勢の子がお代わりをしていました。ちなみに今日のごはんはちらし寿司でした。
0・1・2歳児はランチプレートに盛りつけてもらって、みんなで食べていました。
全園児が1つの部屋に集まっていつもとちょっと違う方法で、食事をするのは、いろいろな意味で良いのかもしれません。

いつの間にか

2012/03/02

なんの写真だかわかりますか?

これ、園庭のしいたけがまさに表に出てくるところです

いつの間にか、気がついたら大きくなっているようですが、毎日ちょっとずつちょっとずつ大きくなるんですね

ある日突然ボンとでてくるわけではないんですね(^^)

学力

2012/03/01

「大学生数学基本調査」について書いていたら、学力って何だろうと思ってしまいました。学力が低下したといわれると、授業時間を増やして詰め込んだり、競争をさせるという意見が出ます。それは試験で良い点を取るためには有効かもしれません。しかしそれでは、断片的な知識が蓄積されるだけのようにも思います。

学力と何でしょう?
基礎学力といわれる「読み・書き・計算」の能力をしっかりと高めることが最も重要だという考え方と、「関心・意欲・態度」に基づいて「調べる力・対話をする力・まとめる力」を高めることが最も重要だという考え方があります。しかし、これはどちらか一方だけが重要なのでなく、相補的に高め合ってゆく要素だと思います。

基礎学力が低下したのであれば、高める方策をとらなくてはなりませんが、なぜ低下したのかをふり返り、明らかにすることなく、こなさなくてはならない量だけ増やしても逆効果にしかならないと思います。

赤ちゃんは「読み・書き・計算」はできませんが、お母さんのおなかの中にいるときから、外の世界と自分を知ろうと手足を動かしています。外界への「関心」と知ろうとする「意欲」は生まれながらにして持っているのです。そして生まれてからは様々な環境に自ら働きかけ、環境との相互作用を通して発達してゆくのです。その源となるのが、探求心です。「なんだろう?さわってみたいな。」「どうなっているのだろう?中を見てみたいな。」そしてさわってみたら、重たかった、かたかった、でこぼこしていた。おもしろい!中を見てみたら不思議な物がいっぱい入っていた。とてもきれいな色をしていた。あっちにあるのも見てみたい!そんな、探求心を抱き、それが満たされ、また次の探求心へと結びついてゆく。そんな巡りを大切にしたいと思います。

発達の過程で文字や数に対する興味関心芽生え、「知りたい」という意欲が湧いて知ろうとするのです。学校における学びでも、子どもが自ら学ぼうとする意欲を高めることが必要なのだと思います。

乳幼児の間に、子どもの興味関心を無視して大人の都合で大人のさせたいようにさせてばかりいては、この探求心は育ちにくいですし、知ろうとする意欲もなくしてしまいます。学力低下はもしかしたら乳幼児教育の問題かもしれません。

学力をいうときに、「子どもがどんな力をつけることが望ましいのか」ということを議論しないままでは、授業時間数ばかり増やしても、現場の先生は混乱するし、一番迷惑するのは子どもたちです。

私は子どもたちが、より良く生き、お互いに認め合い、それぞれがよいところを活かすことができる。そんな未来を築いて欲しいと思っています。

おしゃべりだいすき!

2012/03/01

最近のさくらぐみ(2歳児)はいつも子ども達の話声でいっぱいです!
「おはようございます」もしっかりと言えるようになり、朝から元気いっぱいに登園してくるみんな!保育園につくまでの出来事を教えてくれたり、お休みの次の日は「○○にいってん」と教えてくれます。春に比べて、言葉が増えたり文章を組み立てたりする力もついたみんなは、あった出来事に自分の気持ちなどもいれて、しっかり伝えられるようになっています。

さくらぐみでは、話したい気持ちがいっぱいのみんなの為に、おはようでは「今日の朝は何を食べてきましたか?」と一人ずつ前に出てきて報告する機会もつくっています。
近頃は、「チーズパンとりんごと牛乳を飲んできました。」などみんなに伝える言葉づかいになり、すっかり大きくなりました。

そして、みんなの前での発表は、話したい気持ちと同じくらい友達の話を聞く楽しさも伝わる機会になればと思っています。

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