毎年、地蔵盆の前に年長さんが保育園の前にいらっしゃるお地蔵様のお掃除をしてくれます。今年は雨が続き、できないかも?と思っていたのですが、子どもたちのてるてる坊主のおかげで、晴れ間がみえ、行うことができました。
まずは手を合わせてお地蔵様に「洗います」と言ってからタワシや歯ブラシを使って一体一体ゴシゴシ磨いていきます。初めは「虫がいる、クモの巣がある」といろんなことが気になり、なかなか進すまず…。でも、しばらくすると、「ここ白くなってきたかも?」「水が汚くなってきた」と言い始め、「ここはこっちの方が磨きやすいな」とブラシを持ち替えてあらってみたり「歯も耳の中もみがくわ〜」と細かい所も気づいて磨いてくれたり、シャワーをかけたら「目つぶっててや〜」とお地蔵様に声をかけてみたり…とどんどん手に力が入っていき、濡れても平気、汚れても平気で一生懸命、力いっぱい磨いてくれていました。
「いつで終わり?」と聞いてきたお友だちがいたので、「みんながキレイになったって思ったらおしまいかな」って言うと、「う〜ん、まだやな、もうちょっと洗うわ」とまた洗い始めていました。みんなのやる気はすごくて、1時間以上洗ってくれていました。そして最後は洗い終わったことをお地蔵様に伝えるため並んで手を合わせると、なんと!子どもたちから般若心経を唱え始めたんです!職員は何も言ってないのに般若心経を全て子どもたちで唱えきり、鈴を鳴らすのも口で「チ〜ン」と言って表して、「ありがとうございました。」と言って終了していました。
これには保育士もビックリ!!子どもたちの中でなにか動くものがあったんでしょうね。
そして、終わったあとの笑顔もステキでした。
ゆりぐみさん、ありがとう!