*先日の給食の時間の事です。毎日、お当番さんが給食のメニューを皆に言ってくれます。お当番さんは、3歳児から5歳児の異年齢で構成されていて、5人から6人で1グループになっています。3歳児の子どもは最近グループに加わったので、まだお当番の流れを把握していない子もいます。この日もいつも通り、給食の時にお当番さんがメニューを言ってくれていました。でも・・・・3歳児のお当番の男の子は、メニューを言わず、一人ごはんを食べています。あれ?と思いましたが、もしかしたら、何かの意図があってこうなっているのかも知れないと思ったので、しばらく見守ることにしました。メニューを言い終わったお当番さんが自分たちのテーブルに帰ってきました。一人だけ食べている3歳児の男の子を見て5歳児の女の子が「あれ?何で食べてるの?」と尋ねると、その男の子は「あっっっ!!!」と気づきました。すると、5歳児の女の子は、「みんな、〇〇君言うの忘れたはったから、もう一度一緒に言ってあげよう。」と提案していました。みんなも「うん。一緒に言おう。」と言ってもう一度メニューを言ってくれました。忘れていたことを怒るのではなく、あっと気づいた男の子の気持ちを大切にしている、5歳児の女の子の気持ち、その気持ちを大切にしたみんなの気持ち、とっても素敵だと思いました。
「キモチ」
2015/12/28