先日、おやつがヨーグルトだった日の事です。
年少クラスのAくんが悲しそうな顔でヨーグルトとにらめっこをしていました。
私「どうしたん?」
A「うーん… ヨーグルトすっぱくて食べれないの」
私「すこーしずつ食べてみたら?」
A「いやいや!食べたくない!」
私「すこーし食べて、すぐにお茶飲んでみたら?」
A「うーん…」
と言って、スプーンについたヨーグルトをペロッと舐めてAくんはすぐにお茶を飲みました。
しかし、逆効果だったようで…
「もういやだー!すっぱい!まずい!残したいー!」とAくんは両手で自分の口を封じてしまいました。
それを見ていた周りの子ども達が
”まぜまぜしたらおいしくなるよ!” ”鼻つまんで食べたら味分からへんで”、と声をかけてくれましたが
「いやだ!食べない!」と耳を傾けてくれませんでした。
そして、隣に座っていた年長クラスのBくんに相談してみました。
私「どうしたら食べてくれはるかなぁ」
B「うーん、ほっといたらいいんちゃう?」
私「わかった!そうしてみるわ!」
と言い、離れたところから様子を見ることにしました。
AくんはBくんに悲しそうな顔で「食べたくない…」と言っていましたが
Bくんはそれに答えることなく、ヨーグルトを食べ終え席を立ちました。
Aくんは一人ぼっちになり、おそるおそるヨーグルトを食べ始め、
あっという間に食べ終え、爽やかな表情で席を立ちました!
その時、Bくんが私の前を通りかかったのでAくんがヨーグルトを完食したことを報告すると
照れくさそうに笑って「よかった」と言い去って行きました。
その瞬間、Bくんの言動はすべて”見守る”だったことに気づきました。
Aくんを信じて見守ることをBくんに気づかせてもらい、
すこしの恥ずかしい気持ちと、たくさんの感謝と嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
ありがとう。