毎年、春になるととってもうれしい箱が届きます。
山城に引っ越していった卒園生のご家族から、お家でとれたたけのこを送ってくださるのです。(もうその子は高校三年生です)
今年も「届くかな〜?」なんてちよっと期待しながら毎日を過ごしていると、
届きました〜!!
箱を開けると少しあたたかい土の香りと共に大きいのやかわいいたけのこが入っていました。すぐに給食室に直行!
「今年も来たよ〜」
すると給食室の二人はすぐにニンマリニンマリしたまなざしでカレンダーを見て、献立の相談をしてました(笑)
早速園にお祀りしているご尊天様にお供えして、お寺にもお供えをしてから子ども達とたけのこの皮をはぎました。
たけのこはほんわりと暖かく、取れたて感いっぱい!
子ども達は「わぁ〜ちょんまげみたい♪」と言いながら、どんどんむいてくれました。
そのたけのこはおつゆの具やたけのこご飯になりました。
おいしそうにいただいている子ども達を見ながら、いつまでも保育園の事を忘れないで思っていてくださる事がうれしいなぁと言う思いと、そんな方々に大事にされている子ども達ってなんて幸せだろう…といろんな思いをかみしめながら、ひとくちひとくちをありがたくいただきました。
お礼の電話をした所、お母さんがでてくださり、お変わりない声が懐かしくて、しばらくお話させてもらいました。「おじいちゃんが今年も保育園に送るんや!っていってこちらも楽しみながら掘ってるんですよ〜」っておっしゃってました。
電話を切ってから、ありがたい気持ちでいっぱいになり思わず手をあわせました。