18日は観音様のご縁日で、毎月幼児クラスが修養道場にいらっしゃる観音様にお参りにいき、そのあとはお寺の貫主様に紙芝居を読んでもらったりして過ごしています。
1月に入り、いよいよ年長組が卒園製作として観音様の絵を描く時がやってきました。
今までの年長組が描いていたのがよくわかっているので、今年の年長児も観音様の前で、絵の話をすると「いよいよ自分達の番か…」と言うような表情でニヤリとしています。
そして、観音様の近くまで行き、お姿を納得いくまてじーっと見つめました。
「観音様ってこんな目をしたはったんや〜」
「観音様って男?女?」とか「観音様も、足の爪あるで〜」など、いろいろなことに気付き、頭の中でいろんな想いがわいてきてました。
そして、丁度自分と同じくらいの大きな紙の上に乗って、墨で一気に書き上げます。子ども達は心からわいてくる想いをぶつけるように、大きな紙いっぱいに描いていました。
途中、何度か部屋がシンと静まり返る時があります。私はその空間にいられる時が幸せで、子ども達が一心に描いてる様子をそばで見ながら、もしかしたら心の中で観音様とお話ししながら描いているのかな…とか思いながら見ています。
できあがった15枚の観音様の絵はみんなのびのびとしていて楽しい絵になり、今年も作品展で観音様の近くに飾らせていただきました。